737: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/04(日) 12:22:59.77 ID:iC9FggQ30
「ゲンガッ!!!」
せつ菜「ゲンガー! 暴れますよ!」
「ゲンガッ!!!!」
「ガドォーーンッ」
再び、ズガドーンが黒い球体──“シャドーボール”を作り出し、撃ち放つ。
せつ菜「こちらも“シャドーボール”です!」
「ゲンガッ!!!!」
一方せつ菜さんも対抗するように、“シャドーボール”を撃ち出し──双方のシャドーボールが衝突する。
両者の攻撃はぶつかると、その場で相殺し合い、黒い影を周囲に散らす。
しずく「ご、互角……」
せつ菜「私のゲンガーの“シャドーボール”……威力には自信があったんですが……!」
自分の予想を裏切るほどの相手の強さに感心するものの、せつ菜さんはやはり臆さない。
せつ菜「その強さに……敬意を示します! 私の全力、受け止めてみなさい!!」
そう言いながら、せつ菜さんの手首に嵌めていた腕輪が輝きを放ち始めた。
かすみ「あ、あれって……!?」
しずく「“キーストーン”……!?」
せつ菜「さぁ、行きますよゲンガー!! メガシンカです!!」
「ゲンガァーー!!!!」
せつ菜さんが叫ぶと、ゲンガーも眩い光に包まれ──ゲンガーの体にある棘、腕、そして尻尾がより鋭角的に、さらに自身の体は足元の影と一体化し、
「ゲンガァァァ!!!!!!」
赤紫色の怪しい光を放つ──メガゲンガーへと姿を変えた。
メガゲンガーの持つ妖気……とでも言えばいいんだろうか。
姿を変えた瞬間、肌がびりびりとするのを感じた。それくらい、すさまじいパワーを身に秘めているのが、素人目でも理解できる。
「ズ、ガドォォォォーーー!!!!!!」
が、ズガドーンも全く臆することなく、再び“シャドーボール”を放ってくる。
せつ菜「今度は先ほどのようには行きませんよ!! “シャドーボール”!!」
「ゲンガァァーーッ!!!!!」
二度目となる同じ技の撃ち合い。
だけど、今回は──
かすみ「……で、でかっ!?」
メガゲンガーの放った“シャドーボール”は先ほどより一回りも二回りも大きいもので、
「ガドッ!!!?」
ズガドーンの放った“シャドーボール”をいとも簡単に呑み込んで──
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