侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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736: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/04(日) 12:22:05.34 ID:iC9FggQ30

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 「ガドォーン…」

せつ菜「見たことがないポケモンですね……。この地方はあちこち見て回ってきたつもりですが、まだ新しいポケモンに出会うことがあるなんて……やはり、世界は広いですね!」


スターミーの上に乗ったまま、ズガドーンと相対するせつ菜さん。

あまりに予想外の展開が続くせいで、また呆気にとられそうになったが……。

この人をウルトラビーストと戦わせちゃダメだ……!


しずく「せ、せつ菜さん! 戦わずに逃げてください!」

かすみ「そいつ、めっちゃくちゃ強いんですっ!」

せつ菜「逃げる? 強いというなら、ますます背中を見せるわけにはいきません!」

 「ズガ──」

せつ菜「“パワージェム”!!」
 「フゥッ!!!」


ズガドーンが動き出そうとしたときには既に、輝く閃光がズガドーンを貫いていた。


かすみ「は、はや……!?」


攻撃が直撃し、地面を転がるズガドーン。


 「ガ、ガドーン」

せつ菜「“10まんボルト”!」
 「フゥッ!!!」

 「ガドドドドッ!!!!?」


畳みかけるように、電撃による追撃。

が、ズガドーンもただでやられてはいない。


 「…ガ、ドォーンッ!!!!」

せつ菜「耐えますか……!」

 「ドォーーンッ!!!!!」


そして、黒い球体を猛スピードで、スターミーに向かって放ってきた。


 「フゥッ!!!?」
せつ菜「うわぁっ!!?」


ズガドーンの攻撃がスターミーに直撃し、その衝撃で上に乗っていたせつ菜さんが飛ばされる。

が、せつ菜さんは軽やかな身のこなしで、身体を捻りながら、地面に着地する。


 「フ、フゥ…」
せつ菜「やりますね……! “シャドーボール”ですか……! まさか、私のスターミーが一発でやられるなんて……!」


せつ菜さんはスターミーをボールに戻しながら、ズガドーンの強さに感心したように言う。


せつ菜「なら、この子はどうですか!」


だが、怯むどころか、間髪入れずに次のポケモンを繰り出す。



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