693: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:38:40.49 ID:s0SNcJvm0
侑「……そうだ、オコリザルは!?」
オコリザルはどうにか拮抗しているニャスパーとドリュウズ目掛けて走りこんできている真っ最中。
そこでやっと、相手はマホイップではなく、ニャスパーへ集中攻撃を選んだんだと気付いて、ハッとする。
今必死にドリュウズを抑えているニャスパーへ攻撃をされたらまずい……!
歩夢「マホイップ!」
「マホ〜〜〜」
歩夢もそれに気付いて、マホイップを前線に送り出す。
──ただ、これが相手の狙いだった。
なんと、オコリザルは──ニャスパーとドリュウズの横を素通りした。
侑「え!?」
オコリザルの狙いは──マホイップ!?
凛「行けっ!! オコリザル!!」
「ムキィィィィ!!!!」
歩夢「! マホイップ!」
「マホ〜〜」
ドロドロの状態のマホイップに向かって、オコリザルが拳を突き刺した。
──ドチャッという粘性の高い液体の音が鳴る。
その音がオコリザルの物理攻撃は効果が薄いと物語っているはずなのに、
「マ、マホ…マホイ…ッ!!!?」
歩夢「え!?」
急にマホイップが苦しみだした。
凛「もう一発!!」
「ム、キィィィ!!!!!」
「マ、マホ〜〜〜〜!!!?」
マホイップが悲鳴をあげながら、オコリザルと距離を取ろうとする。
確実にダメージが入っているということ。
何……!? 何をされてるの……!?
必死で頭を回転させる。
フェアリータイプのマホイップには、かくとうタイプは効果が薄いはずだ。
となると、あれはかくとうタイプの技じゃないのは間違いない。
フェアリータイプへの有効打となると、ドリュウズのようなはがねタイプや──
侑「……どく、タイプ……?」
そこでやっと気付く。
侑「歩夢!! “どくづき”だ!!」
歩夢「“どくづき”……!?」
“どくづき”は毒タイプの物理技。確か、オコリザルも覚えることが出来たはずだ、
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