侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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691: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:36:35.82 ID:s0SNcJvm0

動揺する花陽さん。

それに答えたのは、


歩夢「……サスケが最後にした技、何かわかりますか」


歩夢だった。


歩夢「バンバドロが“10まんばりき”で踏みつける瞬間……サスケは技を使ってたんです」

花陽「え……?」

歩夢「“いえき”を」

花陽「……! だから、“じきゅうりょく”が……!」


“いえき”は相手の特性を消してしまう技だ。

それによって、バンバドロは“じきゅうりょく”を失っていたため、ニャスパーの攻撃に耐えることが出来なかったというわけだ。


花陽「完全にやられちゃったね……」

凛「侑ちゃんも、歩夢ちゃんも、すごいね……! すっごく強くなった!」

花陽「うん! そうだね。びっくりするくらい強くなってる!」

凛「でも、まだ凛もかよちんも、とっておきの子が残ってるからね! 最後まで勝負はわからないよ!」


凛さんと花陽さんは、それぞれズルズキンとバンバドロをボールに戻しながら言う。

二人の最後のポケモンは──


凛「行くよ、オコリザル!!」
 「ムキィィィィ!!!!!」

花陽「ドリュウズ! お願い!」
 「ドリュ!!!!」


オコリザルとドリュウズ。

特にオコリザルは、私たちにとっては因縁の相手だ。


歩夢「……オコリザル」

侑「歩夢」


緊張気味に相手の名前を呟く歩夢の肩をぽんと叩く。


侑「もうあのときみたいに、知らないままじゃないから。大丈夫」

歩夢「……うん、そうだね!」

侑「このまま、行くよ!」

歩夢「うん!」


さぁ、ジム戦も最終局面だ……!






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