681: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:27:00.96 ID:s0SNcJvm0
取っ組み合いを続けるサワムラーは── 一瞬足りとも地面から飛び上がることが出来ない状態になっている。
ダグトリオは地面に潜って、“じしん”や“じならし”で全体を攻撃したいだろうけど、サワムラーを巻き込みそうで、攻撃が出来ずにいる。
いや──侑ちゃんが、サワムラーを地面から逃がさないようにしているんだ。
ダグトリオは潜って逃げたとはいえ、“まひ”して自由が効きにくい、なら……!
歩夢「攻めるなら今……! サスケ、“まきつく”!!」
「シャーーボッ!!!」
サスケが尻尾を伸ばす──
「シェェィッ!!!?」
──サワムラーの脚の根本に。
凛「にゃ!?」
歩夢「そのまま、“まとわりつく”!!」
「シャボッ!!!」
そのまま“まとわりつく”に派生して、身をくねらせながら、サワムラーの両足、両手の根本に絡みついていく。
四肢を完全に縛られたサワムラーは身動きが取れず、
侑「ナイス、歩夢! ワシボン、決めるよ!!」
「ワシャァッ!!!!」
その隙にワシボンが垂直に飛び上がり──空中で身を翻して、重力で加速しながら、一直線に突撃する……!
侑「“ブレイブバード”!!」
「ワッシャァァァァ!!!!!!!」
「シェェェェイ!!!!?」
サスケにホールドされて、逃げることもままならないまま、大技が直撃したサワムラーは、
「シェ、シェィィ…」
そのまま、目を回して戦闘不能になった。
歩夢「侑ちゃん!」
侑「うん! ワシボン!」
「ワシャッ!!!」
攻撃を決めた直後、ワシボンは、サスケの体を爪で掴んで、
侑「“そらをとぶ”!!」
「ワシャッ!!!」
サスケごと、一気に飛翔する。
直後──グラグラと地面が大きく揺れる。
この揺れは──さっき地面に潜った、ダグトリオの“じしん”だ。
侑「味方が倒れた瞬間だったら、巻き込むことを心配しないで、範囲攻撃が出せるもんね」
歩夢「ありがとう、侑ちゃん」
だから、サスケはワシボンに掴んでもらって、空に逃げたということだ。
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