侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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664: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/01(木) 11:12:54.67 ID:RGwRBCJA0

にこ「なんかしょぼいことになってる……!?」

かすみ「“ドわすれ”をしたから、エスパー技もそんなに痛くないですよ!!」


“ドわすれ”は痛みすらも忘れて、相手の特殊攻撃の威力を大幅に抑える技。

お陰でタイプ相性の悪いヤブクロンでも十分対策しきれます!


にこ「さすがにあそこまでやってくるのに、対策してないわけないか……! ただ、ヤブクロンに関しては、ダリアの人間は詳しいのよ! ペロリーム、“アロマセラピー”!!」
 「ペロリ〜〜」


ジム内に良い匂いが充満する。


にこ「“あくしゅう”が大好きなヤブクロンからしてみたら、この芳香は激臭のはずよ! 苦しみなさい!」

 「ヤブク〜♪」

にこ「……って、なんか嬉しそうなんだけど!?」

かすみ「だから、かすみんのヤブクロンは特別だって言ったじゃないですか! 良い匂いは大好きですよ! “ヘドロばくだん”!!」
 「ヤブックッ!!!!」


今度こそ、本物のヤブクロンから放たれる“ヘドロばくだん”ですよ!


にこ「やば……! “かえんほうしゃ”!!」
 「ペロリ〜〜〜!!!!」


ペロリームから、放たれる“かえんほうしゃ”が“ヘドロばくだん”を相殺する。


にこ「“10まんボルト”!!」
 「ペロ〜〜〜!!!!」


畳みかけるように飛んでくる電撃が、ヤブクロンに直撃する。


かすみ「わわっ!? 大丈夫!? ヤブクロン!?」
 「ヤブク〜…」

かすみ「“ドわすれ”が活きてる……!」

にこ「く……厄介ね……!」


そこまでダメージの通りはよくない。とはいえ、さっきから多彩な技ですね……!

何か仕掛けられる前に、動くべきですね……!


かすみ「ヤブクロン、動くよ!!」
 「ブク…ロロロロ」

にこ「うわぁ!? なんか、吐き出した!? ……って、花!?」


かすみんの合図と共に、ヤブクロンが体内のゴミを吐き出し始める。

まあ、お花なんですけど……。


かすみ「軽くなったね! 行けー! ヤブクロン!」
 「ヤブクーー」


ヤブクロンがペロリームに向かって走り出す。


にこ「って、速っ……!?」


にこ先輩も驚くほどの猛スピードで走り出したヤブクロン。

今さっきやったのは、“ボディパージ”。自分の体を構成するゴミを外にパージして、軽くなるのと同時に、速くなる技です!!



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