64: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/31(月) 10:24:29.12 ID:DPwTRoer0
侑「イーブイ!! “たいあたり”!!」
「ブイブイ!!!!!」
「ゼニィッ!!!?」
イーブイの“たいあたり”が無防備なゼニガメに直撃し、その勢いでゼニガメが宙に浮く。
もう──逃げ場はない!!
侑「イーブイ!! “とっておき”!!」
「──ブイイーーーーー!!!!!!」
イーブイから巨大な光が溢れ出して──
「ゼニガァッ!!?」
曜「ゼニガメッ!?」
その光は宙を舞うゼニガメに──直撃した。
──ドサ。
攻撃が直撃したゼニガメは墜落したあと、
「ゼニィィ……」
目を回して、戦闘不能になったのだった。
侑「はぁ……はぁ……」
「ブイ」
侑「やった……」
「ブイブイ」
ことり「ゼニガメ、戦闘不能! よって、勝者セキレイシティの侑ちゃん!」
侑「……いやったああああああ!!! 勝ったよ!!! 私たち勝てたよ!! イーブイ!!」
「ブイーー!!!」
イーブイが私の胸に飛び込んでくる。
侑「ありがとう! イーブイ!!」
「ブイブイーー」
曜「いや、最後にやられたよ……まさか踏んづけてくるとは……」
曜さんがゼニガメをボールに戻しながら、こちらに歩いてくる。
ことり「ふふ♪ すごかったね、侑ちゃん♪」
侑「あ、いや……でも、これは歩夢のお陰でもあるというか……」
歩夢「……!?」
セコンド席の歩夢の方へ振り返ると、歩夢は気まずそうにわたわたと手を振る。
ことり「ん〜……直接的なアドバイスじゃなかったから、今回はセーフにします♪」
歩夢「……っほ」
曜「でもまさか、テレビゲームをヒントに攻略されるとは思わなかったよ……あの赤い帽子のヒゲのおじさんのゲームでしょ? 私も昔千歌ちゃんとやったなぁ……カメ、確かに踏んづけると動けなくなるんだよね」
侑「成功するか、賭けでしたけど……あはは」
まさか、あんなに綺麗にひっくり返ってくれるとは思わなかったし……。
曜「なにはともあれ、勝ちは勝ちだし、負けは負け!」
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