侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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624: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/29(火) 13:10:31.64 ID:ULDkry570

──進化のキャンセルとは、書いて字のとおり、進化をさせずそのままの姿にしているということです。

自分のポケモンの進化タイミングでポケモン図鑑にあるボタンをぽちっと押すと、進化させない電波が出るらしく、それで進化前の姿を維持できるんです。


しずく「進化させないの?」

かすみ「んー……進化させちゃうと可愛くなくなっちゃうし……」

しずく「そうかな? 私はマッスグマも愛嬌ある顔してると思うけど」

かすみ「うーん……」


マッスグマは見たことあるけど……かすみん的には少しシャープすぎるなぁって思うんですよね。

ただ──なんとなく、しず子の顔を見る。


しずく「……? どうかした?」

かすみ「……なんでもない」


穂乃果先輩に言われたように、かすみんたちはウルトラビーストに襲われる可能性がある。

なら、少しでも進化した方が強くなれるのかな……なんて思うけど……。


かすみ「……やっぱ、今はジグザグマのままでいい」

しずく「そう?」


かすみんはやっぱり可愛いポケモンたちに囲まれていたいんです──まあ、もうすでになんかそれっぽくない手持ちもいる気はしますが……。

もちろん、どうしても進化の必要性を感じたら、進化させることもあるかもしれないけど……それは今じゃない気がする。


しずく「まあ、進化させない方が育ちも速くなるし、かすみさんがそうしたいなら、それでいいと思うよ」

かすみ「うん」


林の中を、結構奥の方へと進んできたと思う。

そんな中、においを嗅いでいるジグザグマの動きに変化があった。


 「クマ…」

しずく「ジグザグマ、さっきから行ったり来たりしてるね……?」

かすみ「ジグザグマ、どうかしたの?」

 「クマ」


ジグザグマは困ったように周囲をキョロキョロとしている。


しずく「においがここで途切れちゃってるのかな……?」

かすみ「えーでも、なんもないし……」


さっきまで順調だったのに、急ににおいが途切れるものなんだろうか。

すると、ジグザグマは、


 「クマ」


地面に鼻をこすりつけながら、そこを掘り返し始める。

すると──黄色いキラキラとした欠片のようなものが顔を出す。



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