589: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/27(日) 15:50:29.40 ID:4KWPSfBf0
果南「今タイミング悪いなら、後にするけど……ん?」
鞠莉さんとやり取りをしていた果南さんの視線は──ふよふよと浮かぶリナちゃんに留まる。
果南「あれ!? もしかして、リナちゃん!?」
リナ『うん! 果南さん、久しぶり!』 ||,,> ◡ <,,||
果南「どうしてリナちゃんがここに……!?」
鞠莉「いろいろあってね。今はそこにいる侑がリナと一緒に旅してるのよ」
侑「わ、私が侑です」
鞠莉さんから紹介を受けて、頭を下げて挨拶する。
果南「私は果南、よろしくね。そっちの子は?」
歩夢「私は歩夢って言います」
果南「歩夢ちゃんだね。よろしく」
鞠莉「この子たちは、善子のところから最初のポケモンと図鑑を貰って旅に出た子たちなのよ」
果南「へー。ってことは、かすみちゃんやしずくちゃんと一緒に旅に出た子たちってこと?」
鞠莉「そうなるわね」
そういえば、かすみちゃんたちもこの島に来たって話を、ホシゾラで聞いたっけ。
歩夢「あ、あの……果南さんは、鞠莉さんに何か用事があったんじゃ……」
果南「……っと、そうだった。……ただの定例報告みたいなもんなんだから、後でもいいんだけど……」
歩夢「い、いえ……! お仕事の邪魔をするわけにはいかないので……! ね、侑ちゃん」
侑「う、うん」
正直もっと鞠莉さんの話は聞きたいけど……確かに仕事の邪魔をするのは忍びない。
歩夢に手を引かれて、部屋を後にしようとするけど……名残惜しいというのが顔に書かれていたのか、
鞠莉「うーん、それじゃあ……侑たちがイヤじゃなかったら、今日はここに泊まっていったらどうかしら?」
と、鞠莉さんが提案してくれる。
侑「い、いいんですか!?」
鞠莉「ええ。だから、仕事が片付いたら、またお話ししましょ?」
侑「は、はい! 是非!」
鞠莉「それまでは、研究所の中を好きに見て回っていていいから。何かあったら、そこらへんにいる所員に聞いてくれれば対応するわ」
歩夢「ありがとうございます。侑ちゃん、リナちゃん、行こっか」
侑「うん」
リナ『お仕事頑張ってね。リナちゃんボード「ファイト、おー!」』 || > ◡ < ||
歩夢とリナちゃんと一緒に、私たちは一旦、博士の研究室を後にした。
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