侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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588: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/27(日) 15:49:36.97 ID:4KWPSfBf0

    🎹    🎹    🎹





鞠莉「──……そして、ルビィはアチャモを、花丸はナエトルを連れていくことになったってわけね」

侑「……花丸さんも、ここの研究所で最初の3匹を選んだ1人だったんですね……」

鞠莉「あら、花丸のこと知ってるの?」

侑「はい! ダリアで……えーっと、たまたま会っただけなんですけど……」


途中まで言いかけて、ダリアのジムリーダーのことは、あまり詳しく言っちゃいけなかったことを思い出して、適当に言葉をぼかす。


鞠莉「あら、そうだったのね。ダリアで大学に入ったあと、そのまま向こうの研究室に入ったみたいなのよね。連絡はちょくちょくくれるんだけど……今は何をやってるのかしらねぇ」


どうやら、鞠莉さんは花丸さんがジムリーダーをしていることを知らなさそうだ。セーフ、言わなくてよかった……。

それにしても、千歌さんたちの旅立ちの話は、興味深い話だった。

千歌さん、曜さん、ヨハネ博士、ルビィさん、花丸さんと……今でも一線級で活躍している人ばっかりだし……。

あ、でも……梨子さんって人のことはあんまり知らないかも……。


歩夢「あ、あの……」

鞠莉「ん〜? なにかしら?」

歩夢「もしかして、梨子さんって……今カントーで活躍してる芸術家の梨子さんですか……?」

鞠莉「Oh! That's right! その通りよ!」

侑「歩夢、知ってるの……?」

歩夢「うん! 梨子さんは絵を描いたり、作曲も手掛けてて……『星』って作品群がすっごく有名なの。ある地方を旅したときに見た輝きを表現したってインタビューで言ってたんだけど……それって」

鞠莉「……ふふ、そうね。きっとこの地方での旅のことよ」

歩夢「やっぱり……!」


歩夢は目をキラキラさせながら言う。

芸術家か……そこまで把握しきれてなかった……。


侑「私も見てみたい……」

歩夢「ふふ、今度家に帰ったら、梨子さんの出した本とCDがあるから、一緒に鑑賞しよっか♪」

侑「うん!」

鞠莉「あと梨子は、バトルも優秀な子だったわよ。ジムバッジも8つ全て集めていたし、千歌のライバルだったからね〜」

侑「そうなんですか!? ど、どんなトレーナーだったんですか……!?」

鞠莉「そうねぇ……最初はさっき言ったとおり、ちょっと困った子だったんだけど──」


鞠莉さんが梨子さんの話をし始めた、そのとき、


 「──鞠莉〜? いる〜?」


鞠莉さんの研究室に知らない人が入ってきた。

深い海のような髪をポニーテールに縛っているお姉さん。


果南「あ、ごめん……来客中だったんだ」

鞠莉「あら、果南……っと……もうこんな時間だったのね。思ったより話し込んじゃったわね」


どうやらこの人は果南さんと言うらしい。



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