584: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/27(日) 15:46:50.27 ID:4KWPSfBf0
歩夢「わ、可愛い♪ こんにちは♪」
「ピカピカ〜♪」「ハニ〜♪」
このピカチュウたちは、研究所内で放し飼いにされているようだ。
そして、そんなポケモンはピカチュウやミツハニーだけでなく……。
「カラ」「…ラル」
カラカラやラルトスのようなポケモンたちの姿も見える。
そんな放されているポケモンたちの中でも、一際私の目を引いたのは、
「ブイ」「ブイ〜?」「イブイッ!!」
侑「わ〜! イーブイがこんなにいっぱい……!」
「ブイ…!!」
イーブイたちの姿。
イーブイはあまり数の多くない珍しいポケモンだから、これだけ集まっているところを見たのは初めてかもしれない。
歩夢「侑ちゃんのイーブイも、同じイーブイがいっぱいいるから興味があるみたいだね」
侑「同じイーブイ同士、仲良くなれるんじゃないかな? どう?」
「ブイ…」
肩に乗っているイーブイに訊ねてみるけど、当のイーブイは興味こそあれど、あまり気が進まないというか……私の頭を盾にして隠れてしまった。
侑「うーん……やっぱ初対面相手だと“おくびょう”な子だったことを思い出すね……」
私たちには随分と慣れてきたから忘れていたけど、人見知り──いやこの場合、ポケ見知り……?──する子なんだった。
歩夢「ふふ、帰るまでに仲良くなれるといいね♪」
侑「そうだね」
「ブイ…」
じゃれているイーブイたちのさらに奥には、これまた珍しいポケモンがいた。
「ポリ」
侑「わ……! あれって、もしかしてポリゴン!?」
歩夢「確か……珍しいポケモンだよね?」
侑「うん! すっごく珍しいポケモンだよ! 私こんな近くで見るの初めてだよ……!」
リナ『ここでは、あのポリゴンが来客番をしてるんだよ。だから、もうすぐ迎えの人が来ると思う』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「そんなところまでポケモンがやってくれてるんだ!? さすが、ポケモン研究所……!」
ヨハネ博士の研究所でも思ったけど、研究所では珍しいポケモンをたくさん見ることが出来て本当に楽しい……!
次は何が見られるかなと、ワクワクしていると──奥の扉が開く。
使用人「──お待ちしておりました。侑さんと歩夢さんですね」
扉からは、恭しい言葉遣いと共にメイド服に身を包んだ人が姿を見せる。
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