570: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/26(土) 12:00:09.96 ID:K66c2REr0
自分が今、かつてない程バトルに集中していることを実感できた。でも、それは当たり前──
かすみ「今日のかすみんは……圧倒的に、絶対的に、無敵な感じを見せつけに来たんですから……!!」
しず子を守れるって証明するために──かすみんはジムリーダーに圧勝しに来たんです……!!
花陽「……かすみちゃん、強いね。びっくりしちゃった」
かすみ「そうでしょう、そうでしょう! 今日のかすみんは無敵なんですから!」
花陽「でも、私にもジムリーダーとしての意地があるから……この切り札で、劣勢を覆します……!」
かよ子先輩が、最後のポケモンのボールをフィールドに投げ込んだ。
👑 👑 👑
花陽「お願い、ナックラー!」
「──…ナク」
最後に出てきたポケモンは……ナックラー。
かすみ「なんか……最後によわっちそうなのが出てきましたね……」
今までで一番弱そうかも……。と、思った矢先、
「プトッ!?」
ジュプトルが驚きの声をあげながら、少しずつ前進……いや、滑ってる……?
かすみ「……違う!? 何かに、引っ張られてる!?」
かすみんは状況把握のために、図鑑を開いて、ナックラーのページを開く。
『ナックラー ありじごくポケモン 高さ:0.7m 重さ:15.0kg
すり鉢状の 巣穴の 底で じっと 獲物が 落ちて くるのを
待ち続けている。 大きな アゴは 大岩を 噛み砕く。 頭が
大きいので ひっくり返ると なかなか 起き上がれなくなる。』
かすみ「アリジゴク……!? じゃあ、ジュプトルを引っ張ってるのは……砂!?」
気付けば、いつの間にかジュプトルの足元どころか──ナックラーを中心にして、フィールド全体に大きな流砂が発生していた。
かすみ「やば……! 脱出! ジャンプ、ジャンプ!!」
「プトルッ…!!」
すかさずジャンプで脱出……! 身のこなしの軽いジュプトルなら、体が埋まる前なら、十分脱出が出来ます。
でも、相手もそれくらいはわかっていたようで、
花陽「“マッドショット”!!」
「ナックラ」
「ジュプトッ…!!」
泥の弾を飛ばしてきて、空中のジュプトルを撃ち落としにかかってくる。
かすみ「ああもう……! せっかく逃げたのに……!」
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