567: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/26(土) 11:55:23.96 ID:K66c2REr0
ジュプトルともども、キョロキョロとフィールド内を見回しながら警戒する。
どこから出てきても追い付いて攻撃するくらいのつもりで、神経を尖らせる。
そんな中……もこっと地面が盛り上がった場所は、
かすみ「……!? 真下……!? ジュプトル、逃げ──」
花陽「“ふいうち”!!」
「ダグッ!!!」
「プトォルッ!!?」
真下から突き上げられて、ジュプトルが真上に吹っ飛ぶ。
相手が逃げてるんだと思い込んでいたせいで、攻撃への対処が遅れた……!
かすみ「ぐぬぬ……! そのまま、“リーフブレード”!」
「…プトォォル!!!」
ただ、転んだままでいるつもりはない。尻尾を器用に使って空中で体勢を立て直し、そのまま落下のスピードを加えて、反撃を試みる。
──縦薙ぎの刃がダグトリオの直上から、一閃されるが、
「ダグッ──」
かすみ「……っ! また、潜られた……!」
またしても、ジュプトルの攻撃は空振り。
かすみ「ジュプトル、足元注意だよ!」
「プトル…!!」
次の攻撃は受けないと、足元に警戒を回したら──今度はジムの隅っこの方の地面が盛り上がる。
花陽「“トライアタック”!!」
「ダグダグダグ!!!!」
「プトォル!!!?」
かすみ「ちょ……! 今度は、遠距離!?」
三角形の頂点にほのお・でんき・こおりを宿したエネルギー弾がジュプトルに直撃する。
かすみ「ぐぅ……! “タネマシンガン”……!」
「プトルルルルルッ!!!!」
すかさず、遠距離技で反撃をするも、
「ダグッ──」
かすみ「ああーもう……! また、逃げられた……!」
ダグトリオはすぐに穴に潜って逃げてしまう。
かすみ「悠長に相手を待ってたら、ただの的ですね……! ジュプトル!」
かすみんがバッと手をあげると、
「! プトルッ!!」
ジュプトルは地面を蹴って跳躍し──壁に張り付いた。
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