566: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/26(土) 11:54:42.15 ID:K66c2REr0
花陽「……そ、それでもまだ力比べでなら、拮抗してる……! ホルード! 頑張って!」
「ホルゥゥゥ!!!!!」
「プ、プトルッ!!!」
特性を失った今でも、どうにか押し切ろうと、踏ん張りながら迫り合いを続ける。
さすが、ジムリーダーのポケモンとでも言いましょうか。よく育てられていて、“ちからもち”が消えちゃったあとでも、本当に押し切られちゃいそうですけど──
迫り合いを続ける最中、ホルードが耳で掴んでいる部分が、急に内側から光り出す。
花陽「なっ!?」
かすみ「……ここまで来て、かすみんたちは真正面から力比べなんてしませんよ!」
「プトルッ!!!!」
その光はどんどん輝きを増し──大きな刃となって、ホルードを貫く……!
かすみ「“ソーラーブレード”ッ!!」
「プトォル!!!!!!」
「ホルゥゥゥ!!!?」
ジュプトルの草の刃が──光の刃となって、ホルードの脳天から直撃した。
花陽「!! ホルード!!」
「ホ、ホルゥ……」
こんな至近距離で大技を食らったら、もうとてもじゃないけど、立ってるのは無理ですよね。
ホルードは太陽光の刃に吹き飛ばされて、気絶したのでした。
花陽「……やられちゃった。……ありがとう、ホルード。戻って」
「ホルゥ…──」
かすみ「……ふぅ、どうにか1匹目、突破です……」
「プトルッ」
かよ子先輩がホルードをボールに戻して、次のボールを投げる。
花陽「……お願い、ダグトリオ!」
「──ダグダグ!!」
──次に出てきたポケモンは、ダグトリオ。
『ダグトリオ もぐらポケモン 高さ:0.7m 重さ:33.3kg
チームワークに すぐれた 三つ子の ディグダ。
3匹は とても仲良し。 3つの 頭が 互い違いに 動いて
どんなに 硬い 地層でも 地下100キロまで 掘り進む。』
かすみ「さぁ、どんどん行きますよ! ジュプトル!」
「ジュプトォル!!!!」
ダグトリオ目掛けて、“リーフブレード”を構えて飛び出すジュプトル。この流れに乗って、2匹目も討ち取ってやります……!
肉薄して、横薙ぎにリーフブレードを一閃──したのですが、
かすみ「……あ、あれ……?」
そこにはダグトリオの姿はなく……。穴っぽこが空いているだけ。
かすみ「潜って逃げられた……! ジュプトル、気を付けて!」
「プトルッ」
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