侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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556: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/25(金) 14:39:18.92 ID:vdkzhBrC0

千歌「私は……しずくちゃんがどうしたいかも大事だと思う」

しずく「……私は……」

千歌「素直に答えて欲しいんだけど……旅を続けたい?」

しずく「……それは……。……はい。続けたいです……かすみさんと一緒に」

千歌「だよね……。じゃあ、私たちの意思だけで勝手にダメだって決めつけちゃうのも……」

しずく「……でも……それと同じくらい……怖いって気持ちも、あります……」


少なくとも命が脅かされていることに覚える恐怖はある。

未知の毒に侵食されているかもしれない。またその原因と出会うことになるかもしれない。

そして、なによりも──次はかすみさんも命の危険にさらすことになるかもしれない。

それはどうしようもなく……恐ろしいことだと、私はそう思う。


穂乃果「……わかった。とりあえず、今後どうするか、しずくちゃん自身でよく考えてみてもらっていいかな?」

しずく「……はい」

穂乃果「その答え次第で、私たちもまた考えるから。……状況によっては、しずくちゃんやかすみちゃんの要望通りに出来るとは限らないけど……」

しずく「……わかりました」


私は穂乃果さんの言葉に頷く。

かすみさんの意向や行動に関わらず、私も自分自身がどうしたいのか、決断する必要があるだろう。


遥「とりあえず今日は安静にしていてくださいね。この後、簡易検査用の機器が届いたら、私が検査をするので……」

しずく「はい、よろしくお願いします」


とりあえず、今私に出来ることは、ここで考えながら安静にして待つことだ。


彼方「ん〜じゃあ、とりあえず話もひと段落したし、彼方ちゃんご飯作ってくるね〜。みんな、いっぱいお話しして、お腹空いちゃったでしょ?」

穂乃果「それじゃ、私たちは彼方さんがご飯を作ってくれてる間に、見回りに行こうか」

千歌「そうですね……森にウルトラビーストが出現したばっかりだから、警戒をちゃんとしておいた方がいいだろうし……」


それぞれが持ち場に戻っていき、人口密度の高かった室内が一気に寂しくなる。

私も、いろいろ考えて少し疲れてしまった……一旦、休ませてもらおうかな……。

そう思い、横になる。


しずく「…………私は……どうすればいいのかな……」


私はそう呟いて……目を閉じたのだった。





    👑    👑    👑





──ロッジを飛び出したあと、かすみんはジムの前でぼんやりしています。

何故なら、ジムの扉にこんな張り紙がしてあったからです。

──『農作業のため、ジムに御用の方は午後以降にお願いします』──だそうです。

だから、こうしてジムの前でジムリーダーが戻ってくるまで待っているわけです。



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