552: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/25(金) 14:33:59.44 ID:vdkzhBrC0
そう残して、パタパタと駆けていってしまった。
どうやら、相当身体のことを心配されているらしい。
しずく「…………本当に、私……どうかしちゃったのかな……?」
一抹の不安を覚えながら、しばしかすみさんを待つことに──
💧 💧 💧
遥「──ひとまず……問題はなさそうですね」
かすみ「……よかったぁ……」
しずく「ありがとうございます。遥さん」
かすみさんが呼んできたお医者さんこと──遥さん。
そして、そんな遥さんと一緒に部屋に来たのは、
彼方「遥ちゃんが平気って言うなら間違いないよ〜。よかったね、しずくちゃん」
そんな彼女のお姉さんだという、おっとりした雰囲気の人──彼方さん。
さらに、
千歌「何かあったらすぐ言ってね? 飛んでくるから!」
まさかのチャンピオン・千歌さんの姿。
そして、最後に、
穂乃果「とりあえず、しずくちゃんとは今後のことをお話ししたいんだけど……いいかな?」
初めて見る人だったけど……チャンピオンもいるようなこの場をまとめていることから、只者ではなさそうな──穂乃果さん。
かすみさん含めて、今私がいるベッドの周りには5人も集まってきていた。
しずく「今後のこと……ですか」
──今後のこと。
先ほど、自分がどうしてこんな場所で眠っていたのか、その理由を簡単な診察を受けながら聞かされた。
ただ……。
しずく「正直、何も覚えていないので……実感が湧かないというか……」
ウルトラビーストという未知の世界から来たポケモンに襲われ、命を失いかけたこと。
彼方さんたちが間一髪で助けに来てくれて、かすみさんともども命拾いしたこと。
そして、そんなウルトラビーストの毒に侵され、危ない状態を治療してもらって今に至ると説明されたが、正直頭が追い付いていない。
遥「フェローチェの毒は精神に強く作用します……だから、記憶に混濁が発生するのは仕方ないと思います……」
彼方「とはいえ、襲われちゃったのは事実だからね〜……」
遥「奇跡的に回復こそしていますが……いつ発作が現れるかも、わかないので……」
しずく「発作……ですか……」
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