545: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:33:47.01 ID:ffPGApYk0
そのとき、イーブイは、
「ブイッ!!?」
炎の中で──“なにか”に躓いた。
侑「……!! イーブイ!! 突き進め!!」
「ブイイイイイッ!!!!!!」
私の言葉、イーブイの雄たけびと共に──“だいもんじ”が着弾して、爆発を起こす。
侑「っ……!!」
強い熱波に思わず、顔を庇う。
ルビィ「いくらイーブイさんの“相棒わざ”が強くても、これは耐えられませんよね……!」
侑「……そう、ですね……」
ルビィさんの言葉と共に、爆炎が晴れていく。その中に、
侑「──……当たってたら、ですけど」
イーブイの姿は──なかった。
ルビィ「え!?」
そこにあったのは──小さなだけ穴だった。
ルビィ「え、何……? 穴……? イーブイは……?」
ダイヤ「ルビィ!! 下です!!」
侑「もう遅いです!!」
「──ブイッ!!!!」
ワカシャモの真下から、急にイーブイが飛び出して、
「シャモォッ!!!!?」
“ずつき”をかました。
──ゴンッという鈍い音と共に、吹っ飛ばされたワカシャモは、
「シャ、シャモォ…」
ここまで蓄積したダメージもあってか、耐えきれずに倒れこむのだった。
ルビィ「あ……ワカシャモが……」
ダイヤ「ワカシャモ……戦闘不能ですわ」
ダイヤさんが口にする判定と共に、
侑「……ぃやったあぁぁぁぁ……!!」
声が漏れた。
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