543: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/24(木) 14:32:29.12 ID:ffPGApYk0
歩夢「侑ちゃん! 私たちのことはいいから、ワカシャモに集中して!」
侑「え!?」
歩夢「どうにか、出来ると思うから……!」
侑「な、なんかよくわからないけど、わかった! 歩夢を信じる!! イーブイ! 炎を纏ったまま、ワカシャモに突撃!!」
「ブイッ!!!」
イーブイはマホミルへの援護を諦めて、ワカシャモの方へと走り出す。
そして私は再び渦の中で楽しそうに回り続けるマホミルに目を向ける。
──理由はわからないけど、あの子があんなに楽しそうにしているなら、きっとこれはピンチじゃない!
次の瞬間、
「マホミーーー♪」
マホミルが渦の中で──光り輝き始めた。
ダイヤ「なっ!?」
ルビィ「これって!?」
侑「まさか!?」
歩夢「……進化の……光……!」
光の中から、マホミルの進化した姿──ピンク色のホイップクリームの体に、かすみちゃんから貰った“リボンあめざいく”を付けた姿のポケモン。
リナ『マホミルがマホイップに進化した!!』 ||,,> 𝅎 <,,||
歩夢「マホイップ……! それが、あなたの新しい姿なんだね!」
「マホイップ♪」
リナ『マホイップ(ミルキィルビー) クリームポケモン 高さ:0.3m 重さ:0.5kg
手から 生みだす クリームは マホイップが 幸せなとき
甘味と コクが 深まる。 進化の 瞬間 体の 細胞が
揺れ動く ことで 甘酸っぱい フレーバーに なった。』
ダイヤ「この土壇場で進化を……!?」
歩夢「マホイップ! あなたの新しい力を見せて!」
「マホイ〜♪」
マホイップが楽しげに鳴き声をあげると、
「ジ、ジャノッ!!?」
急にジャノビーの体がふわりと浮いて、自ら出したはずの“グラスミキサー”の渦の中に引きずり込まれる。
ダイヤ「これは“サイコキネシス”!? ジャノビー!? 今すぐ、脱出してください!?」
「ジ、ジャノー!!?」
脱出の指示も虚しく、ジャノビーは為すすべもなく、渦の中で振り回される。
そして、渦の中心で楽しそうに回り続けるマホイップの周囲に、ポポポポっと紫色の炎が出現する。
歩夢「いけーーー!! マホイップ!! “マジカルフレイム”!!」
「マホイップッ♪」
現れた紫色の炎は、“グラスフィールド”に巻き込まれる形で── 一気に紫色の炎の火炎旋風へと昇華した。
「ジ、ジャノオオオッ!!!!?」
逃げ場のない、“マジカルフレイム”の旋風に巻き込まれたジャノビーは、そのまま炎の中を打ち上げられたあと──地面に落ちてきて、
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