54: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/30(日) 16:22:47.51 ID:QLy5TvuG0
善子「遠慮しないで、持って行ってくれないかしら? ちょっと知り合いに、これのデータ収集を頼まれちゃったんだけど……私は研究が忙しくて、集めてる暇もないのよ」
侑「い、いいのかな……?」
かすみ「貰えるものは貰っちゃいましょ!」
歩夢「博士が持って行って欲しいって言うなら……いいんじゃないかな?」
侑「……わ、わかりました。そういうことなら……」
善子「ええ、お願いね」
期せずして、私もポケモン図鑑をいただくことに……。それにしても最新型の図鑑なんて……ホントにいいのかなぁ……?
善子「さて……渡すものは渡したわね、それじゃ──」
博士が話を締めくくろうとしたとき、
「──ヨーーーソローーー!!!!!!」
突然背後で、扉が勢いよく開く音と共に、元気な声が響き渡る。
振り返ると、そこには二人の女性の姿──
善子「うるっさ……もっと静かに入ってきなさいよ! 曜!!」
曜「いやー、新人たちもいるし、景気良い方がいいかなって思ってさ〜。……って、随分散らかってるね?」
ことり「あはは……ごめんね? 善子ちゃん?」
善子「こ、ことりさん!?」
珍しく博士の声が裏返る。
侑「ことりさんに曜さん!」
歩夢「どうしたんですか!?」
かすみ「え、なんでなんで、ことり先輩と曜先輩が……!?」
私たちは驚きながら、ことりさんと曜さんのもとに駆け寄る。
しずく「皆さん知り合いなんですね?」
善子「二人とも……セキレイシティの有名人だからね」
しずく「まあ……サニータウンから来ている私でも知っているくらいには、お二人とも有名人ですけど……随分と仲良しなんだなと思って」
善子「二人とも慕われてるのよ。特に子供からはね」
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