侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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47: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/30(日) 16:10:03.22 ID:QLy5TvuG0

かすみ「だったら、かすみんが捕獲します!! バトルですよ!! イーブイ!!」

しずく「かすみさん、めっ!」


かすみさんの目の前で人差し指を立てながら、制止する。


かすみ「じ、邪魔しないでよ、しず子〜!」

しずく「ポケモンにも“おや”を選ぶ権利があります。イーブイ、貴方はどうしたいですか?」

 「ブイ…」


私がイーブイに向かって訊ねると、


 「ブイ」
侑「わわ!?」


イーブイはぴょんぴょんと跳ねながら、器用に侑先輩の身体をよじ登り、


 「ブイ…」


侑先輩の肩の上で腰を下ろして、落ち着いた。


歩夢「イーブイ、侑ちゃんと一緒にいたいみたいだね♪」

侑「……イーブイ、私と一緒に冒険してくれる?」
 「ブイ」

しずく「ふふ、きっとイーブイも『うん』って言ってますよ♪」

かすみ「むー……わかりました。侑先輩、かすみんの分もそのイーブイ、可愛がってあげてくださいね」

侑「うん! 任せて!」
 「ブイ」


欲望に忠実なかすみさんも、今回はどうにか納得してくれた様子。


しずく「そうだ……侑先輩、歩夢さん、首尾はどうですか?」

歩夢「あ、うん! 私たちはミミロルとゴルバットを捕まえたよ!」

かすみ「ホントですか!? かすみんはニャースをばっちり捕まえちゃいましたからね!」

侑「ホントに!? それじゃ、メッソンも……!」


3人の期待がこちらに向く。ですが……。


しずく「すみません……メッソンはまだ……。ご期待に沿えず申し訳ないです……」

かすみ「そっか……じゃあ、あとはメッソンを探そう!」

侑「4人で手分けすればきっと見つかるよ!」

歩夢「その前に、侑ちゃんは怪我の手当てが先……!」

侑「わわ!?」


歩夢さんが侑先輩を引き摺りながら、


歩夢「手当てが終わったら、すぐ手伝いに戻るからね」

侑「ふ、二人ともまたあとで〜」


研究所の方へ行ってしまいました。


かすみ「……それじゃ、しず子! かすみんは東の9番道路の方探してみるね!」

しずく「わかった。お願いね、かすみさん!」



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