457: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/19(土) 15:52:51.61 ID:tV2B+qbY0
ただ、私に委ねられても、ちょっと困ってしまう。
確かにニャスパーはよく私のことを見ているけど、私にはこのニャスパーとの繋がりになんら心当たりがない。
そう考えると、誰が連れていっても、出来ることはそんなに変わらないような……。
……こうなったら、本人──というか、本ポケモンに聞くべきだ。
侑「ニャスパーは誰と一緒がいい?」
「ニャァ?」
でも、ニャスパーは訊ねても小首を傾げるだけだ。
困ったなぁ……。そんな中で、
リナ『私から提案がある』 || ╹ ◡ ╹ ||
リナちゃんがフワリと前に躍り出る。
リナ『せっかくトレーナー同士なんだから、バトルで決めればいいと思う』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
しずく「なるほど……一理ありますね。一緒に旅をするなら、より強いトレーナーのもとにいた方が安全ですし」
かすみ「その話乗りました! 侑先輩! バトルで決めましょう!」
侑「わかった。このまま悩んでても決まらなさそうだしね」
どっちにしろ、かすみちゃんとはバトルしたかったしね。
歩夢「ニャスパーもそれでいい?」
歩夢が訊ねると、
「ニャーニャー」
ニャスパーは頭上のリナちゃんの方を見ながらぴょんぴょん飛び跳ねていた。
かすみ「ニャスパーも賛成みたいですね!」
しずく「動くリナさんに目を引かれて、飛び跳ねてるだけのような……」
侑「あはは……まあ、一応OKということで」
歩夢「それじゃ……侑ちゃんとかすみちゃんが、全力でバトル出来るように、広い場所がいいよね?」
リナ『それなら、3番道路の流星山の麓がいいと思う。案内する』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
リナちゃんがいつものように、ふわふわと飛びながら道案内を始める。
歩夢「ニャスパーはしばらく、私と居ようね」
「ニャァ?」
歩夢がニャスパーを抱き上げて、私たちは移動を開始した。
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