438: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/18(金) 14:21:43.87 ID:/fdwqF8y0
しずく『これ、あなたがやってるの!?』
『ロト…??』
しずく『もしかして、あなた……ポケモン!?』
『ロトロトト』
しずく『えっと……なに言ってるのかよくわかんないけど、きっとポケモンなのよね!』
『ロト? ロトト?』
しずく『わたしね、ポケモンとお話しするのはじめてなの!』
『ロト』
しずく『あ……でも、わたしがポケモンとお話ししてるって、パパやママがしったら……おこられちゃうかな。もしかしたら、おいだしちゃうかも……』
しずくが心配そうに言っている場所に──
かすみ『お嬢さま〜? 今何か大きな音がしましたけど……』
少し離れた場所から、かすみが声を掛ける。
しずく『わ……! い、いけない……かくれてかくれて!』
『ロト?』
しずく『見つかったらおこられちゃうから! おねがい!』
『ロト』
しずくがそう言うと共に、テレビの光が消え、それと同時にかすみがしずくのもとに駆け寄ってくる。
かすみ『お嬢さま? 先ほどこちらから大きな音がしましたが……』
しずく『ごめんなさい、ちょっとつんであったものをくずしちゃって……』
かすみ『え、ええ!? お怪我はございませんか!?』
しずく『うん、だいじょうぶ、ありがとう。もんだいはないから、さがって平気よ』
かすみ『そ、そうですか……あまり危ないことはなさらないでくださいね』
しずく『はーい』
かすみが部屋から出ていくと。
しずく『もういいよ!』
しずくは再び、テレビに向かって話しかける。
すると、再びテレビの画面が映って、
『ロト』
ポケモンが鳴き声をあげる。
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