侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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417: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/17(木) 15:35:06.59 ID:pCSsxJZL0

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アワシマは大きな島ではないため、目的地は自然と限られてくる。

もちろん、私たちの行き先はアワシマにあるオハラ研究所だ。


かすみ「わー……立派な研究所……。ここに用事があるの?」
 「ガゥ?」

しずく「うん。行きますよ、ロトム」

 「…ロト」


ロトムをひっつかんだまま、研究所のドアを押し開ける。


しずく「し、失礼します……」


所内に入ると、ヨハネ博士の研究所でも見たような機材たちが所狭しと並んでいる。まさかに研究室らしい様相の室内だ。

さらにそこでは、


 「ブイブイ〜」「ハニー」「ピカ?」


ポケモンたちが元気に走り回っていた。


かすみ「わ、可愛い〜♪ 研究所の人は誰もいないんですかね?」

しずく「うーん……奥の部屋にいるのかな……?」


ダイヤさんの言っていたとおり、ここにこのロトムのことを知っている人がいるなら、それは十中八九この研究所の主である──オハラ博士だろう。

研究所のエントランスまでは一般開放だろうけど、さすがに奥は勝手に立ち入るわけにもいかない。

誰か取り次いでくれる人でもいればと思い、室内を見回していると、


 「ポリ」


1匹のポケモンがこちらをジッと見つめていた。


かすみ「なんかこっち見てるよ?」

しずく「あのポケモンは……ポリゴンですね」

 「…あのポリゴンが通信で来客を中に教えるロト。すぐに案内の人間が来るロト」

しずく「……! やはり、貴方……ここを知っているんですね」

 「…ロト」


程なくして、ロトムの言うとおり、部屋の奥の扉が開いて、


使用人「──お待たせいたしました」

かすみ「わっ! メイドさん!? かすみん、本物は初めて見ました!」


いかにも、メイドさんのような姿をした人が顔を出す。

メイドさんは入室と共に、恭しく頭を下げたあと、こちらに顔を向けて、


使用人「あら……?」


私たちの方を見て、目を丸くした。



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