403: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/16(水) 17:57:04.30 ID:jDmvoJTA0
サスケがエネルギーを蓄えながらラクライたちの前に飛び出す。
それと同時に、
「ラァァーークッ!!!!」
ラクライから“でんげきは”が飛んでくるが、
「シャァーーーボッ!!!!」
「ラクラッ!!?」
“アロマミスト”と“たくわえる”によって、一気に耐久を上昇させたサスケには、ほとんどダメージが通らない。
そして、ほとんどノーリアクションのサスケに驚いた、ラクライに向かって、
歩夢「“はきだす”!!」
「シャーーーボッ!!」
「ギャゥンッ!!!?」
サスケが蓄えたエネルギーをそのまま吐きだして、直撃させる。
激しく思考しながら、飛び掛かってくるラクライたちを、とにかく撃退し続ける。
歩夢「ラビフット、“ずつき”! マホミル、“ドレインキッス”! サスケ、“ヘドロばくだん”!」
「ラフットッ!!!」「マホミィ〜」「シャーーーーッ!!!!」
ただ、数が多すぎるのには変わらない。全部倒しきるのは不可能かもしれない。
迎撃をしながら、どうすればいいかを考える。
侑ちゃんたちは、一体どうやって、あの群れを撃退したか。
きっと──ボスであるライボルトを捕まえたことによって、バトルを収束させたはず。
なら、
歩夢「新しいボスがいるはず……!!」
一朝一夕でラクライがライボルトに進化してボスになったということは考えづらい。
恐らく、群れの中から1匹、一番強いラクライが群れのボスに選ばれているはずだ。
歩夢「ボスは……どの子……!?」
雷轟と稲光の中、飛び掛かってくるラクライたちを必死に観察する。
新しくボスになるとしたらどの子……!?
体毛が長い子!? 短い子!? 色が鮮やかな子!?
それとも、群れのボスなら一番後ろで構えている子だろうか。
いや、
歩夢「違う……!!」
こんなに好戦的な子たちの中で、一番後ろで戦闘を回避している子が群れのボスなわけない……!!
この激しく動き回るラクライたちの中で、もっともわかりやすい強さのシンボルを持った子がいるとしたら──
歩夢「一番素早く動き回ってる、好戦的なラクライ!!」
でも、動きの速さなんて、この激しい戦闘中に見ても簡単に区別は付かない。だから、今見るべきは──ラクライの脚だ。
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