402: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/16(水) 17:55:39.03 ID:jDmvoJTA0
エマ「……っ!!」
歩夢「ラビフット!! “にどげり”!!」
「ラフットッ!!!!」
「ギャンッ!!?」「キャゥンッ!!?」
間一髪のところで、ラビフットがラクライを蹴り飛ばす。
エマ「歩夢ちゃん……!?」
歩夢「もう……逃げません……!」
私はしっかりと前を、目の前のラクライたちを見据える。
「グルルルルル…」「ラィィィィ!!!!」
ラクライたちは、バチバチと火花を爆ぜさせながら、低い唸り声をあげて、こちらを睨みつけてくる。
怖い。すごくすごく怖い。だけど、
歩夢「私の大切な人たちが、傷つく方が……もっと怖い……」
エマ「歩夢ちゃん……」
歩夢「大切な人たちの笑顔が守れるなら……!! ……怖くても、戦えます……!!」
「ラィィ!!!」
ラクライがまた1匹飛び込んでくる。
その前に身をくねらせながら、躍り出るように、サスケが飛び出していく。
歩夢「サスケ!! “ポイズンテール”!!」
「シャーーーーボッ!!!!」
「ギャゥンッ!!?」
飛び込んでくる勢いを逆に利用して、ラクライの鼻っ柱に、サスケの尻尾が叩きつけられる。
迎撃しながら、周囲を見渡す。
辺りは激しい雷雨の影響か、フィールド自体が電気を帯びているような気がした。
直感だったけど、なんとなく、この自然と形勢された電撃のフィールドが、ラクライたちを活気付けているものな気がした。
歩夢「なら、まずはフィールドを書き換えなきゃ……!! マホミル!」
「ホミ〜ル!!」
歩夢「“ミストフィールド”!!」
「マホミ〜〜」
マホミルを中心に、霧が立ち込め、電撃を帯びたフィールドを上書きしていく。
しかも、“ミストフィールド”はポケモンたちの状態異常を予防する効果がある。
これによって、“まひ”で痺れることはなくなった。
さらに、
歩夢「“アロマミスト”!!」
「マホーー!!!」
マホミルが周囲に不思議なアロマの香りを振り撒く。
歩夢「サスケ!! 前に出ながら“たくわえる”!!」
「シャーーーボッ!!!」
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