401: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/16(水) 17:54:02.35 ID:jDmvoJTA0
歩夢「もう……あんな想い、したくない……」
自分が無力なせいで、目の前で大切な人たちが傷つく姿を……ただ、見ているだけなんて、そんなの──もう嫌だ。
「シャーボッ!!」「ラビフットッ!!!」「マホミ〜〜!!!」
私は──1人じゃない。仲間たちがいるんだ。
歩夢「みんな!! 力を貸して!!」
「シャボッ!!!」「ラフットッ!!!」「マホミ〜〜ル!!!」
🎹 🎹 🎹
侑「──歩夢っ……!! 歩夢っ!!」
全力で駆けてきて辿り着いた牧場は、大変なことになっていた。
激しい雷雨にさらされ、絶え間なく落雷が続いている。
その雷を目印に、とにかく走る。
侑「歩夢……!! 歩夢……!!」
きっと、今歩夢は怖くて震えてる。
私が助けてあげなきゃダメなんだ。
今行くから……! 歩夢……!
走って走って走って……やっとたどり着いた、雷たちの根本にラクライの群れと──世界で一番見慣れた、幼馴染の姿が見えてきた。
ただ、
侑「え……」
歩夢は……怖くて震えてなんか、いなかった。
歩夢は──戦っていた。
🎀 🎀 🎀
「ガ…ル…」「ゴー…ット…」
攻撃を受け続けたエマさんのガルーラとゴーゴートが、ゆっくりと崩れ落ちるのが見えた。
エマ「ガルーラ……! ゴーゴート……!」
そして、今度はエマさんに向かって、
「ラァーーークッ!!!!」「クライッ!!!!」
ラクライが飛び掛かる。
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