侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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391: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/16(水) 17:37:00.55 ID:jDmvoJTA0

侑「やっぱ、あのパールルも……“おとなしい”ように見えて、バトル慣れしてるんですね……」

彼方「まあ、彼方ちゃんのパールルだからね〜。はい、侑ちゃんの分のおにぎりだよ〜」

侑「ありがとうございます……あむ。……お、美味しい!」

彼方「彼方ちゃん特製混ぜご飯のおにぎりだよ〜。具も調味料も全部彼方ちゃんが考えたオリジナルなんだよ〜」

侑「ホントに美味しい……! いくらでも、食べられそうです……!」

彼方「うむうむ。しっかりスタミナ付けて、午後も頑張ろうね〜」

侑「はい……!」


こうしてご飯をしっかり用意してサポートをしてくれている辺り、特訓には真面目に付き合ってくれている……んだと思う。

課題がいじわるな気がしてならないけど……。


彼方「ポケモンちゃんたちもご飯にしようね〜」
 「ブイ」「ワシャ〜♪」「ライ」

彼方「侑ちゃん、この子たちの好きな味とかわかる?」

侑「あ、えーっと……確かイーブイが甘い味が好きで、ワシボンとライボルトは辛い味が好き……なはず」

彼方「はず?」


私の物言いに彼方さんが首を傾げる。


リナ『ポケモンたちのご飯は大体、歩夢さんが用意してた』 || ╹ᇫ╹ ||

彼方「あ〜……なるほどね〜」


ポケモンたちのご飯はいつも、気付いたら歩夢が用意していたから、味の好みまでは、少し曖昧だったりする。


彼方「それじゃあ、イーブイちゃんにはこのモモンサンドだね〜。ワシボン君とライボルト君には焼きマトマをあげよう〜」
 「ブイ♪」「ワッシャァッ♪」「ライボ」


3匹が彼方さんのご飯に群がって、食べ始める。

反応を見る限り、どうやら味の好みはあっていたようだ。……よかった。


侑「イーブイ、美味しい?」
 「ブイ♪」

侑「そっか、よかったね」
 「ブイ♪」


撫でてあげると、イーブイは上機嫌に鳴く。

これなら、午後もフルパフォーマンスで挑めそうだ。

……でも、


侑「どうやって、攻略すればいいんだろう……」


硬い防御、的確な反撃。

正直崩す手段が思いつかない。


侑「相手はほとんど動かないパールル1匹のはずなのに……強すぎる……」

彼方「まあ、彼方ちゃんのパールルだからね〜」


えへんと胸を張る彼方さん。


侑「パールルがあんなに強いなんて……。進化系のサクラビスとかハンテールならともかく……」

彼方「それは育て方次第だと思うよ〜?」



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