侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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384: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/15(火) 19:06:28.03 ID:BfviSDpF0

あそこの4人は昔から仲が良いのはいいのですが……。集まると少々姦しいと思うことがある。

まあ……いいでしょう。


海未「それでは、本題に入ります。すでに四天王とチャンピオンには、簡単に話しているので再度の確認になってしまうかもしれませんが……。先日、ことりがセキレイシティからウテナシティへ戻る際──何者かから襲撃を受けました」

曜「え!?」


驚いたような声をあげたのは曜。まあ、自分の師が襲われたなんて聞かされたら驚きもするでしょう。


ことり「あ、でも怪我とかはしなかったから大丈夫だよ、曜ちゃん」

曜「う、うん……」

真姫「……場所は?」

海未「クリスタルレイクの東……16番道路の外れの上空辺りですね」

花陽「何者かって言うのは……相手が誰かわかってないってこと?」

海未「はい。詳しくはことりの方から」


私が目配せをすると、ことりがコクリと頷いて話し始める。


ことり「ここしばらく、飛行中にずっと何かの視線を感じるような気がしてて……気のせいかなとは思ってたんだけど、やっぱり誰かに見られてるって思って、出てくるように声を掛けたの」

にこ「そしたら、襲ってきた……と」

ことり「うん。出てくるよう呼びかけた瞬間、突進してきて……」

凛「ことりちゃんに空中戦を挑むなんて無謀だにゃー……」

ことり「確かに、範囲攻撃で強引に撃墜は出来たと思うんだけど……相手が速過ぎて、なんのポケモンだったのかとかはわからなかったんだ……」

曜「……ことりさんが、わからなかった?」


ことりの言葉に、首を傾げたのは曜。


曜「空中戦だったってことは、相手もひこうタイプだったんだよね? ひこうタイプのエキスパートのことりさんが、わからないなんてことあるの?」

ことり「……少なくとも、私はあのスピードで高速機動出来るひこうポケモンはいないと思う」

ツバサ「一応、私も考えてみたけど……ドラゴンタイプでも、目に見えないほどのスピードで飛ぶポケモンにはちょっと心当たりがないわね」

千歌「カイリューとかボーマンダとかは該当しないんですか? 飛ぶのめちゃくちゃ速いけど」

ツバサ「確かに速いけど……何分、体が大きいから、姿を全く捉えられないということはないと思うわ」

ダイヤ「ことりさんのように空中の相手を捉えることに慣れている人なら尚更ですわね……」

真姫「……テッカニンとかは?」

凛「あ、確かにテッカニンは目にも止まらぬスピードで飛び回るよね!」

ことり「確かに一番イメージには近いかもしれないけど……テッカニンが飛び回るには高度もあったし、何より飛行距離が長すぎる気がするかな……」

ツバサ「一応むしタイプのエキスパートの英玲奈にも確認はしたわ。ことりさんと同じような答えが返って来たから、恐らくテッカニンである可能性も薄いわね」

海未「こちらでも、いろいろな説を考えましたが……私たちの知識の範疇では、どのポケモンか断定することは難しいという結論に至りました」

真姫「リーグ所属の人間に断定が難しかったら、誰にもわからないんじゃない?」


確かに真姫の言うとおり、リーグ所属の人間はタイプエキスパートが揃っている。つまり、リーグ全体を合わせれば、ほとんどのポケモンの生態を把握していると言っても言い過ぎではないと言える。

だが、その上で断定が不可能という以上、可能性は……。


海未「はい、ですから私は……今回ことりを襲撃したのは、新種のポケモンではないかと考えています」


本当に誰も知らないポケモンという結論だ。



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