侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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350: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:52:33.41 ID:CEy3tu000

歩夢「…………なん……で……?」

侑「オコリザルの“いかりのツボ”を刺激しちゃったみたい……だね、あはは」

歩夢「“いかりのツボ”……って……なに……?」

リナ『“いかりのツボ”は攻撃が急所に当たると、怒りのパワーで強化される特性。特性が違ってれば、間違いなく侑さんたちが勝ってた……すごく惜しかった』 || > _ <𝅝||

歩夢「え……」


……じゃあ、この敗北は、


歩夢「………………私の……せい……?」


さっきまでの高揚感が嘘のように、急に足元がなくなったような感覚がした。





    🎹    🎹    🎹





侑「ジム戦、ありがとうございました! すみません、無理を聞いてもらっちゃって……」

花陽「うぅん、すごい接戦でドキドキしたよ。ね? 凛ちゃん」

凛「悔しいけど、ギリギリの戦いで、凛もハラハラしちゃったよ……。ごめんね、歩夢ちゃん。凛、ちょっと誤解してた」

歩夢「え……」

凛「歩夢ちゃんも立派なポケモントレーナーだったよ。また、機会があったらバトルしようね!」

歩夢「あ……はい……」

花陽「それじゃ、わたしたちはもう行くね。……ジムの再戦が先になっちゃうのは申し訳ないけど」

侑「いえ、大丈夫です! 花陽さんたちが戻ってくるまで、たくさん修行して待ってるんで!」

花陽「楽しみにしてるね! それじゃ、凛ちゃん、行こう」

凛「うん。それじゃ、二人とも、またね!」


そう言いながら花陽さんたちは、手持ちであろうトロピウスの背に乗って飛び去っていった。


リナ『さっきの試合……すごく惜しかった』 || 𝅝• _ • ||

侑「……そうだね。でも、すっごく楽しい試合だったよ! 歩夢のすごいところも見られたし」

歩夢「…………」

侑「花陽さんたちが戻ってくるまでに、しっかり修行しないといけないね!」


これからのことを口に出すと、歩夢は、


歩夢「…………私の……せい、だ……」


消え入りそうな声で、言う。


歩夢「…………私の……せいで……負けちゃった……」

侑「そんなことないよ。歩夢、精一杯頑張ってたじゃん!」

歩夢「………………私が……何も、知らなかったから……」


“いかりのツボ”のことかな。確かに歩夢が狙った急所によって、特性が発動してしまったわけだけど……。



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