侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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348: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:49:16.46 ID:CEy3tu000

歩夢「行くよ!! ラビフット!!」
 「ラビッ!!!」

花陽「凛ちゃん……!」

凛「凛、少しあの子のこと見くびってたかも……でも」
 「ムキィィィィッ!!!!」

凛「負けるつもり、ないよ!! オコリザル!! “じだんだ”!!」
 「ムキィィィィィ!!!!!」


さっきから、侑ちゃんとイーブイが時間稼ぎのために周りをウロチョロしていたのがよほど鬱陶しかったのか、オコリザルは激しく“じだんだ”を踏みながら、イーブイを威嚇する。


侑「わぁっ!? イーブイ、一旦離脱!!」
 「ブ、ブイ!!!」


激しく地面を打ち鳴らし始めたせいで、イーブイもおいそれと近づけない。

相手はかくとうポケモン、タイプ的にも一撃が怖いイーブイだから、侑ちゃんも無理が出来ないんだと思う。

なら──私が頑張らなくちゃ……!!

再び、オコリザルを観察し始める。

ただ、オコリザルはさっき倒したドロバンコに比べると、わかりやすかった。

しきりに鳴らしているあの大きな鼻。あそこがきっと弱点だ。

──狙える。


歩夢「ラビフット!!」
 「ラビッ!!!!」


ラビフットが私の声に反応して、駆け出し始める。


侑「歩夢!?」

歩夢「侑ちゃん、私に任せて!!」


さっきの感覚だ。相手をよく見て、弱点をピンポイントで攻撃する、あの感覚。


 「ラビビビビビ!!!!!」


加速しながら、再びラビフットの足が燃え盛る。


歩夢「これで──決めます!!」
 「ラビィッ!!!!」


ラビフットが地面を踏み切る。脚を引き──一直線にオコリザルの急所へと、燃える足を振り被る。

何故か確信があった。絶対に次の攻撃も急所を捉えられる。

侑ちゃん……! 私が侑ちゃんを勝ちに導くよ……!


侑「ダメだ!! 歩夢!!」

歩夢「!?」


侑ちゃんの声が響いた。

攻撃は──


 「ム…キィ……」


オコリザルの鼻を芯から捉えていた。

急所に攻撃が突き刺さっていた。



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