345: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:46:39.78 ID:CEy3tu000
さすがに、ワシボンも疲れが見え始める。
体力も底を尽きかけている中、飛び回って攻撃を続けているんだから、無理もないかもしれない。
一旦ボールに戻した方がいいかな……? そんなことを考えていると、
花陽「……今!! “うちおとす”!!」
「ンバコーーー!!!!」
急にドロバンコが足を踏み鳴らして砕いていた岩をワシボンに向かって、蹴り飛ばしてきた。
「ワシャッ!!?」
侑「!?」
完全に不意打ちだった。直撃を受けたワシボンは戦闘不能。
侑「っ……! 戻って、ワシボン!! イーブイ、お願い!」
「ブイ!!!」
素早くワシボンをボールに戻し、そのままイーブイを出す。これでバトル参加者全員が最後の1匹になった。
侑「あの硬さ、厄介すぎる……!!」
ドロバンコの防御力を突破しないと、じり貧になってしまう。
リナ『ドロバンコの特性は“じきゅうりょく”。元々タフだけど、攻撃を加えれば加えるほど、防御力が上昇しちゃう』 ||  ̄ ᨈ  ̄ ;||
侑「そんなこと言われてもどうすれば……」
攻撃をしないと体力は削れないけど、攻撃をしたらどんどん硬くなっていくなんて……それこそどうすれば……。
リナ『どうにか攻撃をクリーンヒットさせるしかないかも』 ||  ̄ ᨈ  ̄ ;||
侑「急所を狙えってこと!?」
そんなの狙って出来る気がしない。そもそも、ドロバンコの急所がどこかわからないし……。
困惑する私。だけど、歩夢は、
歩夢「……」
ドロバンコをじーっと見つめていた。
歩夢「ドロバンコの急所、狙えばいいんだよね」
侑「う、うん……そうなんだけど」
歩夢「……やってみる」
侑「え!?」
歩夢はもう一度、ドロバンコを見つめる。
そして、そんな中フィールドを走り回るヒバニーは、
「ヒーーーーバニーーーーー!!!!!!」
爆走しながら、“きあいだめ”を始める。
歩夢「オコリザルの気、引ける?」
侑「わ、わかった! イーブイ、“すくすくボンバー”!」
「ブイ」
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