侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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344: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:45:43.70 ID:CEy3tu000

侑「くっ……!! “ブレイククロー”!!」
 「ワシャァッ!!!」


どうにかギリギリで、チョップと爪を撃ち合わせて相殺させる。


凛「畳みかけるにゃ!!」
 「ムキィィィィ!!!!」


オコリザルは一発撃ち合った程度では、攻撃の手を緩めてくれない。

再び、地面を蹴って、ワシボンへ飛び掛かってくる。

──やばい、逃げ切れないかも……!

相手もまずは手負いのワシボンを倒したいということだろう、


歩夢「ヒバニー! “ひのこ”!!」
 「バニーーー!!!」


そんな中、ヒバニーがオコリザルにちょっかいを掛けるように、“ひのこ”を飛ばす。


 「ムキィィィィィ!!!!」

歩夢「わわっ!? すっごい、怒ってる……」


鼻息を荒くしながら、オコリザルは今度はヒバニーに向かって猛ダッシュを始める。


歩夢「ひ、ヒバニー、逃げて!」
 「バニー♪」


ヒバニーはご機嫌な様子でフィールドを走り始める。

オコリザルは確かに素早いポケモンだけど──かけっこならヒバニーも負けていない。

今のうちに──


侑「ワシボン!! “エアスラッシュ”!!」
 「ワシャァッ!!!」


ドロバンコの体力を削る……!

空気の刃がドロバンコを切り裂くけど、


 「ンバコー」

侑「か、硬い……!」


平気な顔をしている。ダメージが通っている感じが全然しない……!

当のドロバンコは足を踏み鳴らして、飛び回るワシボンを目で追っているだけだけど……。


侑「と、とにかく! 空からなら、一方的に戦えるはず!! もう一回、“エアスラッシュ”!!」
 「ワシャァー!!!」


再び風の刃で攻撃するが、


花陽「ドロバンコ、落ち着いて」
 「ンバコー」


風の刃を身に受けながら、ドロバンコはじーっとワシボンを見つめている。

何度か攻撃を繰り返すうちに、


 「ワ、ワシャ…」



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