侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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342: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:43:16.82 ID:CEy3tu000

膝をぶつけた痛みに悶絶するズルッグ。

そして、回避に成功したワシボンは、そのまま孤を描くように切り返す。

予測不可能な軌道とともに、相手に回避させない必中の飛行技──


侑「“つばめがえし”!!」
 「ワシャァァァッ!!!!」

 「ズルゥゥゥ!!!?」


膝の痛みに悶絶していたズルッグに、翼の一撃を直撃させた。


凛「ズルッグ!?」
 「ズ、ズルゥゥゥ…」


自傷ダメージと効果抜群のひこう技を連続で受けて、ズルッグは堪らず戦闘不能になった。


侑「ナイス! ワシボン!」
 「ワ、ワシャァァッ!!!」


ワシボンも満身創痍ではあるものの、辛くもズルッグとの撃ち合いには勝利。

そして、サスケとディグダは──


 「ディグ…ッ」


地面にぴょこっと顔を出した、ディグダ。その頭にはまだサスケが噛み付いていたけど──ディグダがぶんと体を振ると、


 「シャボ…」


もう限界だったのか、サスケのキバが抜けて、フィールドに放り出される。


歩夢「さ、サスケ……」


歩夢が真っ青な顔でその場にへたり込んでしまう。

バトルで自分の手持ちが傷つく姿に、まだ慣れていないのだろう。

とりあえず、お互いのポケモンが1体ずつ戦闘不能になった今、ポケモンチェンジもあるし、一旦仕切り直しかな……。


侑「歩夢……サスケ、ボールに戻してあげて」

歩夢「……うん」


歩夢が戦闘不能になったサスケをボールに戻す。


歩夢「サスケ……ごめんね……痛かったよね……ごめんね……」


ぎゅっとサスケの入ったボールを胸に抱くようにして、謝罪を口にする。


侑「歩夢、サスケのこと、後でいっぱい褒めてあげてね」

歩夢「……うん」


サスケの善戦により、劣勢だった展開からイーブンまで持ち込めた。

……と、思ったら、


 「ディ、ディグ…」
花陽「ディグダ!?」


急にディグダも目を回して、気絶してしまった。



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