335: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:34:14.82 ID:CEy3tu000
歩夢「……やり……ます……」
か細い声で歩夢が言った。
歩夢「……わ、私も……バトル……します……」
歩夢は震える声で、そう答えたのだった。
🎹 🎹 🎹
侑「……歩夢、大丈夫?」
歩夢「……うん」
ジム内部のバトルスペースに向かう途中、話しかけた歩夢はまだ少し震えていた。
歩夢「…………ごめんね……無茶苦茶なこと……言って……」
侑「うぅん。歩夢がチャンスを作ってくれたお陰で、ジム戦が出来ることになったんだから、むしろ感謝してるよ!」
歩夢「……侑ちゃん」
侑「だから、このチャンス無駄にしたくない! 私、頑張るからさ!」
歩夢「……うん」
侑「歩夢と二人なら、なんか出来る気がするからさ! 勝とう! 二人で!」
歩夢「……うん!」
歩夢が私の言葉に力強く頷く。それと一緒に震えも止まったようだ。
歩夢「私、頑張るね……!」
侑「うん!」
リナ『……侑さん、歩夢さん、準備はいい?』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんがふよふよと漂いながら、問いかけてくる。
リナ『相手はじめんタイプのエキスパートの花陽さんと、かくとうタイプのエキスパートの凛さんだよ』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「うん」
じめんタイプとかくとうタイプ相手となると、私や歩夢の手持ちでは、どうしても一方的に有利なタイプ相性で戦うことは難しいだろう。
多少思い切りが必要になるかもしれない。
侑「大丈夫」
リナ『わかった。私も全力でサポートするね』 || ╹ ◡ ╹ ||
歩夢「よろしくね、リナちゃん」
リナ『任せて!』 || > ◡ < ||
私たちは、バトルスペースにつく。
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