336: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:37:15.34 ID:CEy3tu000
🍚 🍚 🍚
バトルスペースに赴く道すがら、
凛「かよちんは、優しすぎるにゃ」
凛ちゃんがさっきと同じことを言う。
花陽「あの歩夢ちゃんって子……何か事情があるみたいだったから」
凛「だからって……」
花陽「見ていて思ったの。歩夢ちゃん、普段は主張の強い子じゃないんじゃないかって。……わたしも同じだったから、なんとなくわかるんだ」
凛「……」
花陽「そんな子が、友達のために頑張ってジム戦をして欲しいってお願いしてきたんだよ。断れないよ」
凛「やっぱり、かよちんは優しすぎるにゃ……」
花陽「そうかな? わたしも凛ちゃんのためだったら、頑張ってお願いすると思うよ? 凛ちゃんは、してくれないの?」
凛「……すると思うにゃ」
花陽「だよね♪」
凛「やっぱり、かよちんには敵わないにゃ……わかった、もう何も言わないよ」
やっと凛ちゃんも納得してくれたみたいで安心する。
凛「ただ、バトルは別。凛、相手にどんな事情があっても、わざと負けるつもりなんかないからね」
花陽「それはもちろん! ジムリーダーとしての真剣勝負だからね!」
凛ちゃんの言葉に力強く頷きながら、バトルスペースについた。
🎹 🎹 🎹
花陽「ルールは各自使用ポケモン2体ずつ……つまり4対4のマルチバトルです!」
凛「お互いのポケモンが全て戦闘不能になったら、その時点で決着だよ!」
侑「歩夢、行ける?」
歩夢「……うん! 行くよ、サスケ!」
「シャーー!!」
4人のトレーナーがそれぞれ構える。
花陽「コメコジム・ジムリーダー『陽光のたがやしガール』 花陽!」
凛「ホシゾラジム・ジムリーダー『勇気凛々トリックスター』 凛!」
花陽「全力で行きます!」
凛「全力で行くにゃ!」
4匹の手持ちたちが同時にフィールドに向かって放たれた──バトル、開始……!
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