330: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:27:56.33 ID:CEy3tu000
確かに何故か彼方さんが胸を張っていた。ただ、その理由はすぐにわかる。
彼方「何を隠そう、ネッコアラでの戦い方を千歌ちゃんに教えたのは、この彼方ちゃんなのだ〜♪」
侑「……え? ……えええええぇえぇぇえぇぇ!!?」
驚きすぎて、思いっきり立ち上がってしまう。椅子はひっくり返るわ、机の上の食器たちが揺れてカチャカチャと音を立てるほど、驚いてしまった。
歩夢「ゆ、侑ちゃん、行儀悪いよ……」
侑「だ、だ、だって、え、え、え!? そ、それじゃ、彼方さんって、千歌さんのお師匠様!?」
彼方「はっはっは〜、彼方ちゃんをもっと褒めるがいいぞ〜。……って言いたいところだけど、彼方ちゃんが教えたのはネッコアラの使い方だけだよ〜。彼方ちゃんもたまたまネッコアラを使ってたからね〜」
侑「な、なんだ……でも、千歌さんに教えられることがあるなんて、それだけですごい……」
彼方「まあね〜。彼方ちゃん、バトルは結構強い方だから〜。それでも、千歌ちゃんや穂乃果ちゃんは、彼方ちゃんとは比べ物にならないほど強いけどね〜」
遥「私もお姉ちゃんみたいに、バトルが強ければなぁ……」
彼方「遥ちゃんは可愛いからいいんだよ〜」
遥「もう! そういう話じゃないよ……」
彼方「大丈夫大丈夫〜遥ちゃんは彼方ちゃんが守ってあげるから〜」
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侑「千歌さんのネッコアラの強さは彼方さんの教えだったなんて……」
リナ『公にそんな情報はなかったから、私もびっくりだった』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「またいろいろ話が聞けるといいな〜♪」
歩夢「ふふ、そうだね」
侑「今日の宿も、あのロッジに泊めてもらっちゃおうかなぁ……? もしかしたら、今日は千歌さんともお話できるかもしれないし!」
リナ『侑さん。それよりも今はジム戦に集中した方がいい』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「っと……それもそうだった。頑張ろうね、イーブイ!」
「ブイ」
リナちゃんに指摘されて我に返る。
そうだった、これからジム戦だった……集中集中!
私たちは森を抜けて、コメコシティへと戻って行きます。
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