侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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318: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/12(土) 13:19:05.09 ID:Cfp9Tcx10

ルビィ「“ほのおのうず”!!」
 「チャモォォッ!!!!」

かすみ「キモリッ!!!?」
 「キャモォォォォ!!!?」


激しく燃え盛る炎の嵐がキモリを呑み込む。もちろん、逃げることなんて不可能だ。


かすみ「キモリっ!!!」
 「キャ、モォォォォォォ!!!!」


でも、名前を呼ぶと、キモリが苦しそうに鳴き声を返してくる。

……まだ、キモリは負けていない!


かすみ「キモリ!!! 負けないで!!!」
 「キャモォォォォ!!!!」


くさタイプにこの灼熱の“ほのおのうず”。根性だけでどうにかならないかもしれない。

でも、それでも、


かすみ「キモリはかすみんが認めたパートナーなんだから!!」
 「…!!」


最初は全然興味がなかったけど、一緒に戦って、意外と息が合うってわかって、この子を選んで、キモリと一緒に強くなろうって決めたから。


かすみ「かすみんはっ!! 最後までキモリのこと、信じるからっ!!!」


そのときだった、


 「キャモォォォォォォ!!!!!」


キモリの雄たけびと共に、炎の壁の向こうで──キモリが激しく光を放った。


かすみ「!? な、なに!?」

しずく「これは……まさか……」

ルビィ「進化の……光……!?」

 「──ジュプトゥルァァァァ!!!!!」


大きな鳴き声と共に、炎の円筒が──上の方から、一閃された。


かすみ「……うそ」


そして、斬り裂かれた炎の嵐の中には、


 「ジュプト…」


腕に大きな草の刃を携えたポケモンと、


 「チャモォ…」


それに斬り裂かれて、戦闘不能になっているアチャモの姿があった。


かすみ「……え……っと……?」

ルビィ「アチャモ、戻って」


ルビ子がアチャモをボールに戻す。



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