312: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/12(土) 13:12:08.54 ID:Cfp9Tcx10
まだ、“つるぎのまい”を踊っている最中のキモリは避けることもままならず、
「キャモォッ!!!?」
なすすべもなく、海まで吹っ飛ばされる。
かすみ「き、キモリー!?」
バシャァーーンッ!! と大きな音をあげながら、激しく水しぶきがあがる。
かすみ「ちょ……なんですかなんですか!? 今のはなんですか!?」
ルビィ「オドリドリの特性は“おどりこ”。相手のダンスの効果をそっくりそのままコピーできる特性だよ」
かすみ「そんなの聞いてないよぉ!!」
しずく「そりゃ、対戦相手なんだから言わないでしょ……」
しず子が呆れたようなことを言っていますが、不意打ちなものは不意打ちです。
かすみ「許すまじ……」
ルビィ「ピ、ピギィ!? え、えっと……オドリドリ! “エアカッター”!!」
「ピヨピヨヨ!!!!」
かすみんの迫力にちょっとビビりながらも、ルビ子は次の攻撃を畳みかけてくる。
海に吹き飛ばされたキモリに向かって、飛んでくる風の刃たち。
しずく「かすみさん!! くさタイプのキモリに直撃するとまずいよ!!」
かすみ「わかってるって!」
対抗するため、海に向かって叫ぶ。
かすみ「“まねっこ”!!」
──指示を叫ぶと共に、海側からも“エアカッター”が飛び出してきて、空中の風刃と相殺しあう。
ルビィ「え、あれ……?」
ルビ子が急に驚いたような顔をした。
──ネタ晴らしはもう少し先にしたかったんですけどね。
かすみ「──“あくのはどう”!!」
今度は海の方から、黒い波動が飛んできて、
「ピ、ピヨヨッ!!!?」
飛んでいる、オドリドリを撃ち落とした。
ルビィ「あ、“あくのはどう”……!?」
ニシシ……! 驚いてる驚いてる。
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