311: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/12(土) 13:10:01.63 ID:Cfp9Tcx10
押し寄せる炎の波に対して、砂浜にある凹凸に身を滑り込ませて、炎を紙一重で回避する。
かすみ「ち、ちょっとぉ!? ルビ子って、いわタイプとかフェアリータイプのジムリーダーなんじゃないの!?」
ルビィ「え? えっと……ルビィは、ほのおタイプのジムリーダーなんだけど……」
かすみ「ほのお!?」
ちょっとそれ完全にくさタイプの弱点じゃないですか!?
かすみ「しず子!? タイプ全然違うじゃん!?」
しずく「だから、私はわからないって言ったでしょ……。相手はオドリドリ、“めらめらスタイル”! ほのお・ひこうタイプのポケモンだよ!!」
かすみ「ぐ、ぐぬぬ……お陰でここぞというときの“みきり”を使っちゃったじゃん……」
“みきり”という技は相手の攻撃を確実に避けることが出来る代わりに、使えば使う程、回避の精度が下がっていく技です。
かすみ「うぅ……! こうなったら、一気に畳みかけますよ! キモリ、“こうそくいどう”!!」
「キャモッ!!!!」
砂浜を蹴って、キモリが飛び出し、一気に距離を詰めて、そのまま、オドリドリの背後を取る。
かすみ「“つばめがえし”!!」
「キャモッ!!!!」
「ピヨッ…!!」
素早い動きで翻弄しながら、尻尾を使って攻撃する。回避不能の攻撃にオドリドリがよろけた足元に、
かすみ「“くさむすび”!!」
「キャモッ!!」
「ピヨヨッ!!?」
急に草が生えてきて、バランスを崩させる。
ルビィ「オドリドリ、落ち着いて! 一旦空に離脱!」
「ピ、ピヨッ」
オドリドリはルビ子の指示を受けると、すぐさま自分の足を取っている草を嘴を使って千切り、空へと逃げていく。
かすみ「ちっ……逃がしました。でも、それならそれで、次の準備を整えちゃいますからね!! キモリ、“つるぎのまい”!!」
「キャモッ!!!」
しずく「あ!? か、かすみさん、ダメだよ!?」
かすみ「え?」
キモリが“つるぎのまい”によって、攻撃力を上昇させ始めると──
「ピヨピヨピヨ!!!」
何故かそれに合わせて、オドリドリも踊り出した──と思ったら、
ルビィ「“ついばむ”!!」
そのままシームレスに攻撃に移行して、ロケットのようにオドリドリがキモリに向かって突っ込んできた。
かすみ「は、速っ……!?」
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