308: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/12(土) 13:05:41.37 ID:Cfp9Tcx10
「ロ、ロト…」
ダイヤ「ふふ。それでは」
ダイヤさんはいたずらっぽく笑ったのち、ボールからオドリドリを出し、その子の足に掴まって、飛び去って行った。
しずく「アワシマ……オハラ研究所……」
どうやら、ダイヤさんはこのロトムについて何か知っているらしかった。
なにはともあれ、ジム戦後の行き先も決まったようだ。
かすみ「しず子? 今、ダイヤ先輩と何話してたの?」
しずく「うぅん、ちょっとね。今後のことを」
かすみ「ふーん……? まあ、いいや! それよりルビ子とジム戦です……!」
しずく「ルビ子って……」
かすみ「あの子、ルビィって言うんでしょ? だから、ルビ子です!」
──あの子……。かすみさん、もしかしてまだ何か勘違いしてるんじゃ……。訂正をしようか悩んでいると、
ルビィ「お待たせしました!」
件のルビィさんがボールを携えて、ジムから出てくる。
ルビィ「それじゃ、こっち! 付いてきてください!」
ルビィさんはそう言って、バトルフィールドとなる場所へと先導を始める。
かすみ「よーーっし!! 絶対かすみんが勝つんだから!!」
気合い十分に、ルビィさんの後を追いかけるかすみさん。
しずく「まあ……いっか」
とりあえずはジムバトルに集中させてあげようと思い、私は黙ってかすみさんを追いかけるのだった。
👑 👑 👑
ルビ子の後を付いてきて十数分。
かすみ「ルビ子……どこまで行くんだろう」
気付けば民家とかもなくなってきたし……町の外れって感じ。
それに、
「ピ、ピピー」
ルビ子の頭上には何かが浮いている。
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