258: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/10(木) 11:32:44.07 ID:IGCv6YWI0
侑「リナちゃんこそ、ゆっくり休めた?」
リナ『スタンバイモードで十分な休息は取ったから平気』 || ╹ ◡ ╹ ||
歩夢「そういうモードがあるんだね。……あれ、そういえばリナちゃんってご飯はどうしてるの?」
リナ『今日みたいに晴れてる日に、ソーラー充電してるよ』 || > ◡ < ||
歩夢「……? ロトムのご飯って太陽の光で、大丈夫なの?」
リナ『……あ、えーっと、それは』 ||;◐ ◡ ◐ ||
侑「ほ、ほら! ロトムのご飯って、電気だから! 図鑑のバッテリーをソーラー充電して、それをご飯にしてるんだよ!」
リナ『そ、そうそう、そんな感じ』 ||;◐ ◡ ◐ ||
歩夢「あ、そうだったんだ……そういえば、今までもご飯食べたりしてなかったもんね」
リナ『うん、今日も電気がおいしい』 ||;◐ ◡ ◐ ||
私もうっかり忘れかけていたけど、歩夢にはリナちゃんはロトム図鑑だって説明しているんだった……。
どうにか、それっぽく誤魔化せたようだ。
リナ『えっと、それはそうと、今日はどうするの? やっぱり、ジムせ──』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
歩夢「私ね、コメコ牧場に行ってみたいんだ♪」
リナちゃんに質問に対して、歩夢が食い気味に答える。
歩夢「コメコ牧場って、すっごくゆったりとした雰囲気で、ミルタンクやメェークルの乳搾りが体験できるんだって♪ せっかく、自然豊かな町に来たんだから、行ってみたいなって」
リナ『なるほど。確かにコメコシティは農業が盛んで、自然も豊富。近くのコメコの森では森林浴も有名だし、いいと思う』 || ╹ ◡ ╹ ||
歩夢「うん♪ それじゃ、行こう侑ちゃん♪」
侑「あ、うん」
歩夢が私の手を引いて、歩き出す。
リナ『今日の歩夢さん、なんだか積極的』 || > ◡ < ||
侑「あはは、そうだね」
「ブイブイ」
強く、強く、私の手を握って、歩夢は歩き出す……。
🎹 🎹 🎹
歩夢「コメコ牧場は町の北側にあるみたいだよ」
侑「結構歩くんだね」
「ブイ」
リナ『コメコシティはこの地方でも随一の農業地帯。南部に居住地があって、北部はほぼ全域が畑や田んぼ、牧場になってるよ』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「へー」
自然豊かという前評判のとおり、気付けば辺りは広い田んぼと畑が続いている。
セキレイシティで生まれ育った私としては、ここまで建物がなく、ただ農業地帯が続いているというのは初めて見る光景だ。
田畑には今も農作業をしている人たちが何人も見えるけど、それ以上に気になるのは……。
侑「人だけじゃなくて、ポケモンも一緒に農業をしてるんだね」
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