侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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257: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/10(木) 11:31:39.90 ID:IGCv6YWI0

歩夢「そうだ、侑ちゃん!」

侑「?」

歩夢「私ね、侑ちゃんが寝てる間に、この町のこといっぱい調べたんだ♪ それでね、行ってみたい場所があるの! 朝食を取ったら、一緒に行こう?」

侑「え、でも……」


「私はジム戦に行きたい」と言い掛けたけど──


歩夢「……お願い」


歩夢は私の手を握りながら、言う。


侑「歩夢……?」

歩夢「侑ちゃんと一緒に……行きたいな」

侑「……。……あはは、そう言われたら断れないね♪ じゃあ、歩夢の行きたい場所、案内して!」

歩夢「……!」


私の言葉を受けて、歩夢の表情がぱぁっと明るくなる。


歩夢「うん!」


歩夢はニコッと笑いながら頷く。


歩夢「それじゃ、朝ごはん早く食べに行こう♪」

侑「ふふ、わかった♪」


私も笑って頷いて、部屋を後にする。

ただ、気付いてしまった──さっき私の手を握った歩夢の手は……確かに震えていたということに。





    🎹    🎹    🎹





──朝食を取りながら、私が気を失っていた間に愛ちゃんはもう行ってしまったことを聞いた。

まあ、愛ちゃんは先を急いでいたわけだからね。またどこかで出会えたら、お礼を言いたいかな。

朝食後、荷物を纏めて二人でロビーまで歩いて行くと──


リナ『侑さん、歩夢さん、おはよう』 || ╹ ◡ ╹ ||


リナちゃんがふわふわと近付いてくる。


侑「リナちゃん、ここにいたんだね」
 「ブイ」

リナ『うん。侑さん、気分はどう?』 || ╹ᇫ╹ ||

侑「一晩ぐっすり寝て、すっきりだよ♪」

リナ『それなら、よかった。歩夢さんはちゃんと眠れた?』 || ╹ 𝅎 ╹ ||

歩夢「うん。ゆっくり休めたよ」

リナ『二人とも万全みたいで嬉しい。リナちゃんボード「にっこりん♪」』 ||,,> ◡ <,,||


どうやら、リナちゃんは私や歩夢がゆっくり休めるように気を遣ってくれていたらしい。



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