237: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/09(水) 11:30:54.17 ID:hVp6cgNM0
最後の確認もそこそこに──
「ラクラ…」「ライ?」「ラクライ…」
ラクライの群れが前方に見えてくる。
ラクライたちは、ボールに入ったままのエレズンの“せいでんき”に気付き始めているのか、こちらに向かってちらちらと視線を送りながら、うろうろしている。
リナ『戦闘に入ったら、ラクライが押し寄せてくると思う』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「後戻りは出来ない。とにかく、みんな前進あるのみ! OK?」
歩夢「う、うん!」
侑「行こう!」
愛「よし……レディーゴー!!」
私たちは、愛ちゃんを先頭に、ラクライたちの群れに向かって走り出した。
「…ニャァ」
🎀 🎀 🎀
愛「道を作るよ!! リーシャン、“ハイパーボイス”!!」
「リリリリリリリリ!!!!!!」
「ライ!!?」「ラクラァッ!!!」「ライィ!!?」
開幕、愛ちゃんのリーシャンが“ハイパーボイス”で前方に居たラクライたちの群れを吹き飛ばす。
ラクライたちが吹き飛んで出来た道の真ん中を駆け抜けると同時に──
「ライィ!!!」「ラクラァッ!!!!」
早くも攻撃態勢に入ったラクライが左右から1匹ずつ、私に向かって飛び込んできた。
歩夢「!?」
どっちを倒せばいい!?
突然のことに、困惑する私。
侑「“スピードスター”!!」
「ブイィィ!!!」
愛「“サイコショック”!!」
「リシャーンッ!!」
「ラィ!!?」「ギャゥッ!!!」
歩夢「!」
私が迷っている間に、侑ちゃんと愛ちゃんが前後からラクライを撃退する。
1002Res/2130.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20