侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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222: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:49:59.91 ID:YYNh6Lpr0

 「こっちロト!!」


早速ホテルを見つけたロトムの後を追って、ホテルを目指す。

気付けば、フソウの町は夕方の茜に包まれている時間だ。

そろそろ、かすみさんにも連絡をしないと……そう思い、ポケギアを手に取ろうとして、


しずく「あ……ポケギア……もう、ないんだった」


連絡手段がないことに気付く。

島の北側に居ることはわかっているから、早くホテルの部屋を取って、探しに行かないと。


しずく「ロトム、急ぎでお願いします」

 「ガ、ガッテンショウチロトー」


私はロトムと一緒に茜色に焼ける町中を急ぐのだった。





    👑    👑    👑





かすみ「……! かかりました!!」


──かすみん、思いっきり竿を持ち上げます。

すると糸の先から、水面が盛り上がりそこから、


 「──コココココココ!!!!!」


コイキングが釣り上げられます。


かすみ「…………」

 「コココココココ!!!!!」


釣り上げられて、びちびちと跳ね回るコイキングをすぐに海へとリリース。


かすみ「もう……何匹目……コイキングばっかじゃん、この海……」
 「ガゥ…」「キャモ」


もう何時間、釣りを続けているでしょうか……。

でも、釣れるのはコイキングばっかり……。この海、本当にサニーゴいるんですかね……?

しょぼい結果に疲れてきたかすみんの唯一の癒しは──


 「ジグザグ」

かすみ「あ、ジグザグマ! また、拾ってきたんだ! 良い子ですね〜♪」
 「ザグマァ〜♪」


こうして、ジグザグマが“ものひろい”でアイテムを拾って集めて来てくれることくらいです。

……ふむふむ、また“げんきのかけら”。回復アイテムが豊富に揃っているのは良いことですね!


かすみ「さて……もうひと頑張りです……!」


再び竿を構えて、キャストしようとしていたら──



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