149: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:21:15.39 ID:U/9mkAOw0
マンタインにはここで待機してもらう。マンタインを入れるボールを持っているわけじゃないし……かといって、かすみんのポケモンでもないから、捕まえることも出来ないからね……。
かすみ「よいしょ……よいしょ……」
縄ばしごなんか登ったことがないので知りませんでしたが、思った以上に揺れて登りづらい。
ゆっくりゆっくり登って行って……。
かすみ「はぁ……はぁ……登りきった……」
かすみんはやっと船の壁面を登り切りました。
「キャモ!!」
かすみ「キモリー! ありがとねっ!」
キモリをハグしながら、お礼を伝えて──降り立った船の甲板を見回します。
人影のようなものは全く見当たりませんが……。
かすみ「なんか……思ったより、綺麗な船……」
古めかしい木造の船で、港で見られるような船ではないけど……それなりに手入れもされていて、アンティークな見た目の割に、穴が空いていたり、木が傷んでいるといった感じもしない。
やっぱり、人が乗ってるのかな……?
かすみ「誰か、いませんかー?」
返事を期待して呼びかけるものの……かすみんの声は、霧の中に吸い込まれて消えていきます。
かすみ「うぅーん……」
奥の方にいるのかな……?
かすみ「とりあえず、奥まで行ってみる……?」
「キャモ」
とりあえず、船の奥の方に行ってみようと思い、歩き出した瞬間──
かすみ「……!?」
急に背後から、視線を感じて、背筋に悪寒が走った。
慌てて、振り返るけど──
かすみ「な、なにもいないよね……?」
「キャモ…?」
やっぱり、ここにいるのはかすみんとキモリだけ。
かすみ「な、なんだか、気味が悪いですね……」
「キャモ」
かすみ「……こ、ここはみんなで探索しましょう! ゾロア! ジグザグマ! 出て来てください!」
「ガゥ!」「ザグマァ」
かすみ「よし! 奥に行ってみますよ!」
「キャモ」「ガゥ」「ザグ」
かすみんはポケモンたちと一緒に探索を始めます。
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