147: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:19:21.15 ID:U/9mkAOw0
ぷかぷかと浮かぶマンタインの上で、膝を抱えていると──
かすみ「……っ!?」
急に背筋がゾクリとする。
かすみ「な、何……!?」
びっくりして顔を上げると……気付けば、辺りは霧に包まれていました。
かすみ「え、嘘……何これ……」
「タイーン…」
急な出来事に呆然としていると──
かすみ「!?」
霧の中に大きな影がヌッと現れる。
かすみ「な、な、な、なんなんですかぁ……っ……」
半べそをかきながら、影を睨みつけていると──霧の中からその影の正体が姿を現し始めた。
これは……。
かすみ「……ふ、船……?」
そう、かすみんの目の前に現れたのは、大きな大きな木製の船でした。
かすみ「えっと……」
かすみん、戸惑いを隠せませんが……。
「タィーン…」
かすみ「…………」
このまま漂流しているのは危ないし、この船に乗せてもらおう。そう思って、
かすみ「マンタイン、船の方に進んでくれる?」
「タイーン…」
かすみんは、船に近付いて行きます。
👑 👑 👑
かすみ「……でっか」
間近で見ると、船はものすごい大きさでした。
ただ、船自体は動くことなく、止まっています。
かすみ「もしかして、誰も乗ってないのかな……?」
見た感じ、壊れてたりはしなさそうだけど……?
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