130: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:42:28.90 ID:aNVgiSRu0
かすみ「ぺっぺっ……! な、なにこれ、“すなかけ”……?」
顔に砂をかけられて、怯んだ隙に、
「ザグザグ…!!」「ジグザグ…!!」
かすみ「あ!? ちょっと!?」
ジグザグマたちがかすみんの横をすり抜けて逃げていきます。そして、それと同時に──
「グマァ…!!!」
お花畑の方から急に、低く唸るような鳴き声。
「ガゥ…!!」「キャモ」
かすみ「なーんか、やる気まんまんって感じじゃないですか……」
確かにさっき逃げたジグザグマ……3匹くらいいたもんね。
かすみ「この気迫、群れのリーダーってところですか! いいですよ!! そっちから来てくれるなら、やってやりますよ!!」
「グマァッ!!!!」
次の瞬間、ジグザグマが花畑の中から、ゾロアに向かって飛び掛かってきました。
かすみ「ゾロア、“みきり”!!」
「ガゥ」
「グマッ!!?」
ゾロアが攻撃を見切り、外したジグザグマはびっくりしたまま、勢い余って地面を滑る。
かすみ「キモリ! “このは”!」
「キャモッ!!!」
キモリがシュッと鋭い“このは”を投げつける。
「クマァ!!!?」
かすみ「追撃の“でんこうせっか”!!」
「キャモッ!!!!」
さらに、息もつかせぬ追撃によって、決着──したかと思いましたが、
「クマ…!!!!」
「キャモッ!!?」
かすみ「んな!? 防がれた!? “まもる”!?」
さらにジグザグマは、防いだ反動で後ろに飛び退きながら、体を回転させ、
「ザーーグマーーー」
周囲に鋭い体毛を飛ばしまくる。
かすみ「い、いたたたた!!? ミ、“ミサイルばり”ですかぁ!!?」
「キ、キャモッ…!!」「ガゥゥ…!!」
まずいです……! むしタイプの技の“ミサイルばり”はキモリにもゾロアにも効果抜群……!
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