129: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:41:18.13 ID:aNVgiSRu0
かすみ「“太陽の花畑”……」
ここはオトノキ地方でも有数の花園。
「ポポッコ〜」「フラ〜」「フラァ〜」
ポポッコやハネッコたちがふわふわと飛んでいるのが目に入る。ジグザグマたちは、このお花の中に紛れ込んだようですね……。
かすみ「今とっつかまえてやりますからね……!!」
かすみん、気合い十分な感じで花畑を睨みつけます。……でも、この花畑の中で、どうやってジグザグマを見つけるか……。
かすみ「ん……?」
よく見ると──地面が何かの水分を吸って色を変えている場所があることに気付きます。
「ガゥ…クンクン」
かすみ「もしかして、この地面が濡れてる場所……“きのみ”の果汁?」
「ガゥガゥ!!」
かすみ「そうなんだね、ゾロア!」
「ガゥ!!!」
随分“くいしんぼう”な子がいるみたいですね。なら、やることは決まりました……!!
かすみ「ゾロア! キモリ! GO!」
「ガゥ!!」「キャモッ!!」
かすみんの指示で、ゾロアとキモリが花畑に突入する。
直後、
「ザグーー!!?」「ジグーーッ!!?」
ジグザグマがゾロアとキモリの攻撃によって、花畑から飛び出してくる。
かすみ「ふっふっふ、全くおまぬけさんですね、ジグザグマたち。こんな果汁を残していたら、居場所がバレバレですよ〜?」
かすみん、花畑の外まで転がってきたジグザグマの前で、仁王立ちして見下ろしてやります。
「ジ、ジグザ…」「グザグマ…」
もちろん、ジグザグマたちは怯えて逃げようとしますが──そうは行きません。
「ガゥガゥッ!!!!」「キャモッ!!!」
「ジグザグ…」「ザグザグ…」
すぐに花畑から引き返してきたゾロアたちと、ジグザグマを挟み撃ちにします。
かすみ「もう逃げ場はありませんよ……ひっひっひ……」
「ザグゥ…」「マァ…」
さて、どうしてやりましょうか、このイタズラタヌキたち……と思った矢先、
かすみ「ぶぁ!!?」
かすみんの可愛いお顔に向かって、何かが飛んできました。
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