128: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:38:55.45 ID:aNVgiSRu0
「クマーー」「ジグザーー」「グマグーー」
ジグザグマたちは、それを避けるように散開する。
かすみ「かすみんの“きのみ”、すっごい減ってる……よ、よくもぉ……!」
──キッと、1匹のジグザグマを睨みつけると、
「クマ」
口元には、“ウブのみ”が咥えられていた。
かすみ「って、ちょっとぉ!? まだ持ってくの!?」
さらに、他のジグザグマも見てみると、他の子も“きのみ”を口に咥えている。
かすみ「ど、泥棒ーー!!」
叫びながら、1匹のジグザグマに飛び掛かると──
「ザグザグ」
ぴょんと避けて、
かすみ「ぐぇ」
かすみんの頭を踏んずけてから、
「ジグジグ」「ザグザグ」「クマー」
ジグザグマたちは、ぴゅーんと走り去って行ってしまいました。
かすみ「…………」
しずく「……完全に持っていかれちゃったね」
かすみ「……かすみん、ここまでコケにされたのは初めてです……。あのジグザグマたち、許しませんよ……!!」
かすみんはすっくと立ち上がる。
かすみ「ゾロア!! キモリ!! ジグザグマを捕まえますよ!!」
「ガゥ」「キャモ」
かすみんは2匹を従えて、走り出しました。絶対に許しませんからね!? あのジグザグマたちぃぃぃ……!!!
しずく「あ、ちょっとかすみさん!? 荷物置いたままじゃ、また盗られる……。……って、行っちゃった……」
👑 👑 👑
かすみ「確かこっちに行きましたよね……!!」
「ガゥガゥ」「キャモッ」
ジグザグマを追って辿り着いたのは──見渡す限りに広がるお花たち。
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