125: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:34:21.66 ID:aNVgiSRu0
「キャモ」
かすみ「そういえば、キモリって何が好きなんだろう……? “マゴのみ”食べる?」
「キャモ…」
かすみ「なんか渋い顔してる……」
しずく「あはは……好みじゃないみたいだね」
「ピピピィ」
しずく「ココガラ、今あげるから焦らないで」
「ピピピィ♪」
「マネマネ♪」
しずく「マネネ? ケースから食べてもいいけど、食べ過ぎちゃダメだよ?」
「マネッ♪」
ココガラはしず子の頭の上にとまり、しず子の手からポケマメを受け取っておいしそうに食べている。
マネネはもうどこにおやつがあるのか知ってるみたいで、勝手にケースからポケマメを取り出している。
かすみ「かすみんもポケマメにすればよかったです……。あんま売ってるの見たことないけど……」
しずく「私は両親がアローラ地方から取り寄せているのを分けてもらっているから……」
かすみ「羨ましい……」
かすみんが羨ましがってると──
「マネッ」
「キャモ?」
かすみ「ん?」
マネネが、キモリのもとへ、ポケマメを1個持ってきてくれました。
かすみ「くれるの? マネネは良い子ですねぇ〜?」
「マネマネッ!!!!」
「キャモッ!!?」
マネネはそのまま、ポケマメをキモリの口元にぐりぐりと押し付ける。
かすみ「……って何やってるの、あれ」
しずく「たぶん、私の真似だと思う……。ココガラにあげてるのを見て真似したくなっちゃったのかな……あはは」
マネネがひたすら、ポケマメをキモリの口元に押し付けていると、
「キャモッ!!!」
「マネェッ!!?」
あ、ついにキモリが怒った……。尻尾でマネネを追い払ってる……。
しずく「もう、マネネ……キモリにポケマメあげて戻っておいで」
「マネェ…」
「キャモ」
キモリはマネネから、ポケマメを受け取ってポリポリと食べ始める。
そんなみんなの様子を見ながら、かすみんは寝ころんだまま上を見上げる──木々の葉っぱの間から木漏れ日が差し込み、そよそよとそよ風に乗ってお花の良い香りがする。
お花畑が近いからですかねぇ……。平和ですねぇ……。
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